当社は、茨城県の県央・県北地域14市町村にまたがって路線バスを運行し、また、県央県北各地から東京を中心に羽田・成田空港、東京ディズニーリゾート®への高速バスも運行しています。さらに、観光貸切バス・スクールバス・コミュニティバスなど、600台以上のバス車両、日立市・大子町に計94台のタクシー車両を保有し、この地域の住民のみなさまの移動を多様な形で担っています。その他にも旅行業、公用車の運行、レンタカー事業、広告事業なども行っています。
地域の公共交通、特にバスの交通は地方都市では、高齢者の買い物・通院や学生の通学など車を運転できないみなさんにとってなくてはならない存在です。そのバス路線をしっかり維持していくことは、地域のみなさんの安心につながり、人口減少に苦心している地域の活性化にもつながる、非常に重要な意味と責任を持っています。
北関東・東北で同じようにバス会社を運営している「みちのりグループ」の一員として、私たちはその責任を常に意識しながら、日々安全な運行に努めています。
また、バスの運行には様々な人が関わっています。運転士はもちろん、運転士が安全に運行できるようサポートする運行管理者、600台以上の車両のメンテナンスを担う整備士、旅行でお客様に楽しんでいただける企画・提案をする旅行・観光のスタッフなど、どの仕事もバス会社においてはとても大事な仕事です。
バス交通の将来の姿を見てみると、AIの進展などで、そのあり方も大きく変わろうとしています。2017年には常陸太田市、2018年からは日立市にて、国のプロジェクトである自動運転の実証実験が行われ、特に日立市においてはバス専用道であるひたちBRTでの無人運行を目指して実証実験が継続されています。高萩市においては2021年からAIデマンドバスの運行も行い、いずれも最先端のAI技術を取り入れた先進的な事例として高い評価を受けています。環境問題への取り組みとしても2023年度から水戸市内を中心に順次EVバスの導入を予定しています。このように未来に向けて新たなテクノロジーを積極的に取り入れることで更なるサービス向上と社会課題への対応を図っています。
私たちは、この地域において重要な存在であるバスを長きにわたって維持し、さらに新しい時代の公共交通を創り上げていくことに関わりたい、その仕事に携わりたいと思う人たちに是非入社していただきたいと考えています。高卒の新入社員から70歳半ばまで幅広い年齢層の従業員約1,100人がそれぞれの職種で活躍しています。私もみなさんと一緒に働けるのを楽しみにしています。
代表取締役社長任田 正史