ロシア軍がクルスク州で北朝鮮兵を戦闘に投入か
ロシアによるウクライナに対する軍事侵攻が続いています。
ウクライナの各地でロシア軍とウクライナ軍が戦闘を続けていて、大勢の市民が国外へ避難しています。戦闘の状況や関係各国の外交など、ウクライナ情勢をめぐる15日(日本時間)の動きを随時更新でお伝えします。
(日本とウクライナとは7時間、ロシアのモスクワとは6時間の時差があります)
【詳細】ロシア ウクライナに軍事侵攻(12月14日の動き)
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ロシア軍がクルスク州で北朝鮮兵を戦闘に投入か
ウクライナ軍が越境攻撃を行っているロシア西部のクルスク州では、およそ1万1000人の北朝鮮の兵士が展開していると指摘されていますが、これまでのところ、活動の状況などは明らかになっていません。
こうした中、ウクライナ軍参謀本部は14日、クルスク州で、ロシア軍が北朝鮮の兵士を戦闘に投入し始め、これまでにロシアと北朝鮮の側でおよそ200人が死亡したと明らかにしました。
死者数の内訳は分かっていません。
北朝鮮の兵士はロシア軍の空てい部隊などの一員として突撃作戦に参加しているということで、ウクライナ軍は無人機などで応戦しているということです。
また「言葉の壁は依然として指揮統制などを保つ上で困難な障害となっている」として北朝鮮の兵士が味方の部隊を誤って攻撃して死者が出る事態もあったとしています。
ウクライナのゼレンスキー大統領は14日、SNSに投稿したビデオ演説で「ロシアが北朝鮮の兵士を攻撃に投入し始めたという暫定的な証拠がある。かなりの数だ。ロシアは彼らを部隊に組みこみ、クルスク州での作戦で利用している」と述べました。