4歳で中度知的障害と診断された娘。普通学級へ進むも「漢字が読めない」そんな時、母が見つけた学習法で10日でテストが満点に!そのメソッドとは?
水野さんの娘さんは、年中のときに中度知的障害と診断され、小学1年生で支援学級へ入学しました。1年間、基礎力をしっかりつけるために親子で奮闘し、2年生からは普通学級へ進級。 【画像8枚】水野さんが学習で用いた隂山英男先生のドリルやプリントを見る そこで迎えた最大の壁が漢字の学習。半分も覚えられず学校の先生からも指摘を受けましたが、ある工夫で約10日で覚えることに成功!そこからみるみる学力が伸びて、5年生の今では中学受験のことも視野に入れられるようになりました。 水野さんと娘さんはいったいどんな工夫でその壁を乗り越えたのか、どうしてここまで伸びたのか、その学習方法を教えてもらいました。
年中のときに中度知的障害の診断
――就学前の娘さんについて教えてください。 【水野さん】:娘は、年中のときに中度の知的障害があると診断されました。年長ぐらいまではほとんど発話がありませんでした。 その後、就学前の健診で軽度の知的障害と診断され、IQテストの結果も、軽度知的障害の範囲に該当する数値でした。学校の都合もあり、1年生の間は支援学級に在籍し、2年生から、普通学級に進級しました。
支援学級からのスタート。母も毎日学校へ。
――支援学級での様子はいかがでしたか? 【水野さん】:毎朝私も学校について行き、5分だけ時間をいただいて、教室で娘とドリルを一緒にやりました。娘はとにかく読むのが苦手。幼児用のドリルや、小学校お受験用のドリルを使って、読む練習を毎日続けました。 また、算数では10の概念が分からないので、家で教えてうまくいったことを先生にお伝えし、連携をとっていただいていました。 ――継続されたのがすごいですね。2年生から普通学級を目指されてのことだったのでしょうか。 【水野さん】:1番は、娘に合った環境が大切だと思っています。娘は、1年生のときは、普通学級に行けるかどうかギリギリのラインでした。だからもし、2年生から普通学級に入ったときに、困りながら通うより、ある程度わかった状態で通わせてあげたかったんです。 支援学級で時間があることをメリットだと考え、できることは何でもやってみようと思いました。