分母が異なる分数の引き算では「通分」をするということを小学校で学習したはずです。
では、その計算方法を正しく覚えているでしょうか。
問題に挑戦してみましょう。
問題
次の計算をしなさい。
(5/6)−(1/4)
解説
今回の問題の答えは「7/12」です。
計算は次のようになります。
(5/6)−(1/4)
=(10/12)−(3/12)
=7/12
どうしてこの答えになるのか、詳しく解説をしていきます。
分数の意味を正しく理解していないと、次のような計算をしてしまうかもしれません。
間違えた計算
(5/6)−(1/4)=4/2
分数の引き算では、分母が違う数字の場合、「分母どうしを引き算、分子どうしを引き算」という計算はできません。
「5/6」は、「6つに分けたうちの5つ分」
「1/4」は、「4つに分けたうちの1つ分」を表します。
「6つに分けたもの」と「4つに分けたもの」では、そもそも大きさが異なります。
そのため、このままでは引き算ができません。
そこで、分ける大きさ(分母)を同じにします。(通分)
ここでは、分母の最小公倍数に揃えるようにします。
6と4の最小公倍数→12
5/6=10/12 (←分母・分子を2倍)
1/4=3/12 (←分母・分子を3倍)
「12個に分けたうちの10個分」と「12個に分けたうちの3個分」となりました。
どちらも「12分の◯」という数で表すことができたことによって、それぞれ同じ大きさになったので、分子を引き算しましょう。
10−3=7(7個分)
「12個に分けたうちの7個分」、つまり「7/12」が答えとなります。
まとめ
分数の意味を正しく理解していれば、簡単に答えが求められたはずです。
これは小学校で学習する内容なので、忘れていた方は復習してみましょう!
※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。
文(編集):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」