元維新の大阪府議から「性的暴行」、女性市議が被害届 府議は否定

[PR]

 女性市議へのハラスメント行為で大阪維新の会を除名された笹川理(おさむ)・大阪府議(42)について、被害を受けた女性市議が笹川氏から過去に性暴力を受けたとして、今年9月に大阪府警に被害届を出していたことがわかった。捜査関係者によると、府警は被害届を受理したという。

 笹川氏は4期目で、今年5月に維新府議団の代表に就任。しかしその翌月、維新所属の宮脇希・大阪市議(36)=3期目=に対して2015年にセクハラパワハラ、ストーカー行為をしたとして党から除名された。

 宮脇氏は3日、被害届を提出した理由について朝日新聞の取材に「(笹川氏の認識が)私の認識と乖離(かいり)しており、その後の話し合いでも溝が埋まらなかったため」と説明。関係者によると、宮脇氏は笹川氏から15年9月に性暴力を受けたと訴えているという。

 吉村洋文代表(大阪府知事)は3日、記者団に、宮脇氏は党の内部調査でも同様の申告をしたが、笹川氏は強く否定していたと明らかにした。その上で「被害届が出された部分について、党としては認定できないと判断した」と語った。

 一方、笹川氏は3日、府議会本会議に出席後、記者団に「性的暴行を行ったという事実はない。法的な対応の検討もしている」とし、「与えられた任期、職責を全うしたい」と話した。

 一連の問題を受け維新は現在、所属する全議員らを対象にしたハラスメント被害調査を実施している。14人から申告があり、専門家らによる聞き取りを続けている。

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません