女優、橋本環奈がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「おむすび」(月~土曜前8・0)。橋本演じる福岡県の糸島で育ったギャルの米田結が、栄養士となり、現代人が抱える問題を食の知識とコミュ力で解決していくオリジナル作品だ。公式インスタグラムが9日更新され、神戸の「さくら通り商店街」で靴店を営み、阪神・淡路大震災で娘・真紀(大島美優)を亡くして、仕事への意欲をなくしてしまっていた渡辺孝雄(緒形直人)が、再び靴づくりに取り組み始めることを明らかにしたシーンの画像が投稿された。
★以下ネタバレあり
投稿文では「歩がそうだったように、ナベさんの中で生きている真紀ちゃんの記憶が、明日へ進もうとするナベさんの背中を押してくれます。真紀ちゃんが一番かっこいいと言っていた、お父さんの仕事姿。真紀ちゃんのためにがんばらないわけにはいきませんね」などとつづられている。
放送では、腕利きの靴職人の孝雄は震災後、心を閉ざして店をほぼ開店休業状態にしていた。結の姉・歩(仲里依紗)は自分が親友の真紀を亡くした心の傷を、何かに集中することで軽くできた経験から「仕事に集中したら少しは気持ちが軽くなるのではないか」と思い、中古靴を仕入れ、それを孝雄に厚底やビーズなどをふんだんに使用した〝ギャル仕様〟にカスタムしてもらうよう依頼。だが孝雄に「もうやめてくれ、あんたを見ると真紀を思い出す」と拒否され、それ以上孝雄に頼むことをあきらめていた。
そんな中、歩は古着バイヤーの仕事で急遽(きゅうきょ)、米ロサンゼルスに旅立つことになる。結は歩がカスタム用に仕入れた20足の中古靴を持って一人、夜の「渡辺靴店」を訪ねる。そして生前、真紀が父の孝雄を日本一の靴職人だと自慢し、仕事している姿が好きだったと話していたことを一生懸命に伝え、歩が翌日に出発してしまうことを話した。すると、孝雄の様子が変わった。
翌朝、歩が真紀の墓に出発のあいさつに行くと孝雄が現れ、「試しに1足だけ作ってみた」と厚底でかわいらしくカスタムした靴を取り出した。歩は「めっちゃいい! 想像以上」と喜ぶ。「こない派手な靴、誰が履くんや」という孝雄に、歩はギャルを目指していた真紀なら履くはずだと答える。ギャルとは何かと問われると、歩は「自分の好きなことを貫いて、周りにどういわれようと気にせず、自分の人生を心から楽しむ人たち」だと説明。真紀との約束を守って自分も福岡でギャルをやった。そのおかけで、悲しくてさびしくて今も時々泣きそうになるが、なんとか笑えるようになったと語った。
カスタムした靴を友達の店に出品すると歩から聞いた孝雄は、残りの19足も修理すると話し、「それよりもっとええの作って、ガッポリ請求したるわ」と笑顔を見せる、といったシーンが描かれた。
フォロワーからは「真紀ちゃんが天国からお父さんに一番伝えたい事がやっと伝わったんだなぁと思いました。やっと伝わったんだ。歩ちゃん、良かったね!」「『それよりもっとええの作ってガッポリ請求したるわ』と、ナベさんもう安心ですよね」「このシーンの前に結が訪ねていったのがまたよかったです。一晩で仕上げられるナベさんの靴職人としての腕に拍手」といった感想が寄せられている。