埼玉 狭山 童話「かわいそうなぞう」作者 土家由岐雄展示会

童話「かわいそうなぞう」で知られる児童文学作家土家由岐雄の直筆原稿などを紹介する展示会が、埼玉県狭山市で開かれています。

土家由岐雄は、戦時中に動物園のおりが壊れ逃げ出すと危険だとして3頭のゾウが処分された実話をもとにした「かわいそうなぞう」の作者として知られ、晩年を狭山市で過ごしていました。
会場には直筆原稿など80点余りが紹介されていて、このうち童話を執筆する前の調査原稿には、命令に基づいて動物園のライオンやトラなどが、毒の餌で殺処分されたことが記されています。
また、土家が取り組んでいた童心に立ち返ってつくる俳句「童句」も紹介されていて、父親と母親の間に座って月見をしていたことが詠まれています。
訪れた70代の男性は「改めて見せてもらうと、相当な功績を残している作家だと思いました」と話していました。
狭山市立博物館の学芸員の肥沼育実さんは「かわいそうな話だけでなく、心が温まるような作品もあるのでぜひ読んでほしいです」と話していました。
この展示会は今月22日まで開かれています。

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