【実話】女子中学生の脱糞音とニオイの話
実話です。
汚さを隠すために文学テイストです。
最低な話かもしれませんが、死ぬほど興奮したので......。
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恥の多い性癖を持ちすぎてしまいました。
けれど私の立場からすれば、この性癖を持って大人になってしまったことは、全くもって仕方のないことなのです。
中学二年生の頃でした。
私は教室に明日の提出物の忘れ物をしてしまったので、夕方の17時半ごろに取りに行ったのです。
その日は部活がなく、いつもより早帰りでラッキーな日だったので「チッ」と思っていました。なんで自分は馬鹿なんだろう、と。
しかし学校は未だ「部活動」とか「青春」に勤しむ生徒たちで賑わっていて、より一層私を哀れにさせます。
階段を上り、二階。
私がおぼつかない足取りで空き教室までの廊下を歩いていた、そのときでした。
ブブゥ......ブチチチ、ブブブブブブッ!!!!
女子トイレの方から、それはもう大きな大きな、とても下品な音が鳴り響いたのです。
放屁の音か、それとも下痢か。
そのときの私には判別ができませんでしたが、しかし、心臓の鼓動はどくどくと早まり、私の内側にある「好奇心」とか「喜び」みたいなものが全身をとめどなく流れ、私の足を、下品な音が響く女子トイレの方角へと進めさせたのを覚えています。
ーー女子も、こんな汚い音でウンコとかオナラするのか。
考えれば当たり前のことですが、実際に直面すると、漠然と思ってしまうものです。
ーー誰がしてるんだろう。
私は一歩、二歩、足を進め、とうとう女子トイレの扉のすぐ目の前までやってきてしまいました。
ブブ、ブゥ〜〜〜。
これは絶対に放屁の音でした。
このときの私の興奮と言ったらありません。気づいたころには、内股で女子トイレに近づいてしまっていました。
しかし、
ーーアウト、アウト!
ーーえ! 今のサーブ入ってたやろ!
外から聞こえてくるテニス部の声で、私はハッと我に帰りました。
男子である私が、女子トイレに入ってはいけない。
入ってしまったら、私は自分の人生の中でなにか大切なものを失ってしまう気がする。
それに、グラウンドや他の教室には、部活でまだたくさん人が残っているのです。もし私が、女子トイレに入っているところを誰かに見られたら。
あるいは、誰かがここを通りかかったら。
私は一巻の終わりです。
「......」
でも、離れたくありません。
もっと近くで、この下品な音を聞いていたい。この背徳と神聖なさと汚物がないまぜにされた空間で、もっと息を潜めていたかったのです。
ーーせめて、ニオイだけでも。
私が心底から強く祈ったとき、奇跡は起こりました。
ブブゥ、ブチ、ブリブリ、ペチョ、ジョボボボボッ!!!!
個室からものすごい排便音が聞こえ、僕は目を見開きました。
女子の尻から出た下品な音。
汚物が和式トイレの水に落ちる音。
そして堰を切ったように尻からどんどん排出される、水っぽい便の音ーー。
私は「ハァ、ハァ」と飢えた狼のような息を漏らしました。
人は本当に興奮したとき、野の獣と相違なくなるのだと、私は初めて認識しました。
そしてふと、鼻から空気を吸い込むと、
「.......っっ!? ウッ、」
思わず小声でえづいてしまうくらい、とんでもなく臭い便のニオイが鼻腔をつらぬきました。
ーーまずい、声を出してしまった!
私は大慌てで立ち上がり、女子トイレから離れました。
そして隣にある男子トイレに入り、再び息を潜めました。手汗、脇汗、背中の汗......全身から冷たいモノがとめどなく流れているのを感じます。
それにしても、女子の便のなんともはや臭いことでしょう。
男である自分が出したモノより、おそらく何倍もニオイが濃かった。濃くて、湿っていて、本当に臭かった。
あの子はきっと、お腹の調子がとても悪かったのでしょう。胃が腐っているか、あるいはご飯や冷たい飲み物を飲み食いしすぎたか。
そんな妄想を始めていると、私はなぜだか、急激に罪悪感に駆られました。滝が川面に落ちていくような、激しい急降下みたいな萎えでした。
ーーでも、臭かった。女の子のトイレは、臭かった。
嬉しいような、自分が情けないような、そんな気持ちの狭間で悶々としていると、女子トイレからゴボゴボ、という音が聞こえました。
ようやく排泄物を流したのでしょう。
つまり、あの臭い大便には、もう私の手は届かなくなったのです。
ーーだめだ、ダメだよ、俺。こんなこと考えちゃいけない。
私はその場で大きく被りを振って、今日起こった出来事を振り払いました。
ダメだ。本当にダメだ。あれは女子だろうがなんだろうが関係なく、人の身体から出てきた、ただの排泄物だ。
そんなものに興奮してしまうなんて、私はおかしい。
おかしいのに、私はあのジョボジョボと排出される大便の音を忘れられない。
「......最悪」
聞こえてきたのはどこか聞き覚えのある、女子の声でした。
私は恐怖から思わず立ち上がりました。
ーーバレたのか!?
私はビクビクと震えながら周囲を見渡しました。しかし私の目に映るのは無骨な男子トイレの風景だけで、そこに女子などいません。
はぁ、と私はため息をつきました。
心配して損した。
そんな安堵にも似た思いで胸を撫で下ろした、その瞬間です。
「ーー!」
女子トイレから足音が聞こえ、ひとりの女の子が僕のいる男子トイレを横切りました。
僕は目を見開きました。これ以上ないほど見開いたのち、身体が物凄く熱くなってくるのを感じました。
なぜって、その女子トイレから出てきた女の子は、
女子テニス部の次期キャプテンであり、
クールな奥二重と高い身長で、
そしてその落ち着きのある性格から、
男子たちの間では「女王様」「クイーン」と呼ばれている、美しい顔立ちの同級生だったのです。
最悪、と言ったのは、自分が出した便に対してでしょう。
自分でも臭すぎて、女王様はきっとあの個室の中でショックを受けていたのです。
......いや、今はもうそんなことどうだって構いません。
つい先程、私はあの「女王様」の放屁と脱糞の音を何度も聞きました。そして、あの鼻を潰すような悪臭を、濃厚な便のニオイを味わい、ウッ、とえづきました。
それだけで十分なのです。
みんなが知らない、女王様の秘密。
女王様はあのクールな表情で、和式便所の中でグッとお尻を開いて踏ん張っていたはずなのです。そして思いっきりオナラと大便をブチチチ、と放出したのです。
それを世界中の男子の中で、私だけが知っているのです。
私はそのとき、これまでにないくらい興奮していました。最大級の喜びを噛み締めていました。
「......ぁ、」
しかし、男子トイレから「女王様」の姿を目で追いかけていると、あることに気づきました。
女王様の、赤色の体操服ズボン。そのお尻の穴の部分が、微かに濡れているのです。
ウン汁、というやつでしょうか。それとも、お尻の汗でしょうか。
あるいはーー。
と、そこで私はいても立ってもいられなくなり、男子トイレから飛び出しました。
そして、女王様のお尻を遠くから見つめました。
「やっぱり、」
見間違いなんかじゃありません。
お尻の部分だけ、たしかに黒く濡れています。
そしてーーこのとき初めて気づいたことなのですがーー女王様は、中学生にしてはとてもお尻が大きかったのです。
ストイックな性格で、筋トレもよく行っているのでしょう。
お尻はドンと大きく張って、それでいて丸っこく柔らかそうなカーブを描いていました。
「あ、ああ」
私は思わず女王様の背中を追いかけていました。
追いかけていくと、先程臭った便の汚いニオイが微かに鼻をつきました。
きっと、女王様は自分のお尻の濡れと「臭いニオイがまだ尾を引いている」という事実に気がついていないのでしょう。
だからあんなにクールな表情で、凛々しく廊下を歩けるのでしょう。
女王様はテニスコートに歩いていきます。
女王様の便のニオイは、いまだ学校の廊下に漂っています。僕の眼にはそれが、女王様のお尻が空気中に引いた、モワモワとした黄色いニオイの軌跡のように映ります。
僕は忘れ物を教室から回収すると、帰る時はあえて、女王様のお尻が臭いニオイを撒き散らしながら歩いたルートを、寸分の狂いなく歩いて帰ったのでした。
......そういえば女王様は、トイレの後、手を洗っていなかった気がしますーー。