「亡霊の言霊」を意味する8人組ユニット「Phantom Voice」(ファントムボイス)。名前から想像するとメンバーは怖そうな雰囲気だが、さにあらず。迫力のあるのはステージパフォーマンスで、ルックスはセクシー系あり、萌(も)え系ありといろいろ。こんな亡霊なら、とりつかれてみたい!?。
12月から総勢8人に
「24時間、みんなを照らす!。ファントム・ボイスのスーパームーン、るーたんこと白咲るなです!」
「いつもまったりマイペース、まいぴぃこと結月茉依です!」
「ファントム・ボイスのぽけもんますたー、あいーぶいこと星野あいなです!」
「ファントム・ボイスのアニメ大すき、まりりんことMarikaです」
千葉市中央区の複合エンタテインメント施設「T・ジョイ蘇我」で今月行われたアイドル競演ライブ。ステージに立ったメンバーは観客にアピールした。
ファントム・ボイスは、現在もバンドで活躍している「GERU-C閣下」のプロデュースのもとで結成され、平成27年4月にお披露目した。
メンバーは、リーダーのりえちょことRie(柚之原りえ)、サブリーダーのちーちゃんことChisa(ちさ)、まいぴぃことMai(結月茉依)、るーたんことRuna(白咲るな)、あいにゃんことAina(星野あいな)、まーりんことMarika(まりか)。
12日9日、候補生のかほことKaho(かほ)と、りさことRisa(りさ)の2人が正規メンバーに昇格し総勢8人になった。
先輩ユニットの魂継承
ファントム・ボイスと同じ所属事務所にはかつて、解散した「ヴァンパイア★Kiss」というユニットが存在した。吸血鬼のキスを意味するユニット名だ。
「ファントム・ボイスは最初、ヴァンパイア★Kissさんのカバーユニットから始まったのです」と明かすChisa。
解散した先輩ユニットを亡霊に例えて、その魂を引き継ぐという意味で、ユニット名を「Phantom Voice」とネーミングした。
とはいえ、「ヴァンパイア★Kissと全く違うメンバーでスタート」(Chisa)して、GERU-C閣下いわく「キャラの濃い」が特徴のユニットになった。
制作陣は実力派揃い
プロデューサーで、現役ボーカリストでもある「GERU-C閣下」をはじめ、サポートする制作陣は実力派揃いだ。
楽曲は、AKB48の作曲も手がける鵜島仁文(うしま・よしふみ)、アイドルユニット「私立恵比寿中学」の楽曲の作詞・作曲・編曲をしている井手コウジらが手がける。
Marikaは「フォーメーションのこだわりや振り付けがダンサー並みにすごいですよ」とメンバーの実力をアピールする。
不思議な子がたくさん
「いまだ成長し続け存在感と歌唱力でステージを支配するリーダー、Rie」
「ファントム・ボイスきってのお嬢でダンスとアクロバットは定評のあるチームの要、サブリーダー、Chisa」
「定番の省エネスタイルは健在。やるときはやる。ギター片手に、マルチなハイブリッドアイドル、Mai」
「次期エースと成長著しい天然表現者、常時、みんなを照らすスーパームーン、Runa」
「愛くるしいウザキャラ(笑)も振り切れているが故に、愛されキャラになる、Aina」
プロデューサーの、GERU-C閣下が、個性派揃いのメンバーをこう評する。
T・ジョイ蘇我でのアイドル競演ライブで、メンバーは、白いスカートとベストに模様があしらわれている、通称「白衣装」でステージに登場した。
髪の襟元がカールしているRieがファントム界のセクシー女王なら、落ち着いたChisaはお嬢様系。色白のMaiは癒し系で、Ainaは愛されキャラ。ツインテールの髪形が多いRunaとMarikaは萌え系だ。
Rieは「ファントムボイスには、不思議な子がたくさんいるので、ライブに遊びにきて話してみてほしいです」とリーダーらしく新規のアイドルファンにも呼びかけた。(昌林龍一、写真も)
=敬称略