2029年度に県総合庁舎敷地内(佐賀市八丁畷町)で開学を目指す佐賀県立大を巡り、県は10日、庁舎に入居する現地機関などの移転先の検討状況を明らかにした。県農業公社・農業会議は小城市で調整。職員数の多い県税事務所、教育事務所は佐賀市内の民間ビルを検討している。関連経費を25年度当初予算案に盛り込む方針。
同日の県議会総務常任委員会で、江口善紀議員(県民ネット)が質問した。県が新たに移転先を明らかにしたのは2機関。農業公社は、小城市芦刈保健福祉センター「ひまわり」の一部を借用する方向で市側と協議している。県土地開発公社・県道路公社は県庁南館に移る。