浜松医大次期学長 統合・再編案 “白紙撤回受け入れられず”
浜松市にある浜松医科大学の次の学長に決まった渡邉裕司副学長が11日、会見を開き、静岡大学側が浜松医科大学との統合・再編の案を事実上、白紙にする方針を示したことについて、「白紙撤回は受け入れられない」と述べました。
浜松市の浜松医科大学は任期満了に伴う学長選挙を行い、来年4月からの新しい学長に渡邉副学長が就くことが決まりました。
三島市出身、66歳の渡邉氏は北海道大学医学部を卒業後、浜松医科大学の病院に医師として務め、大学の教授などを歴任し、現在、副学長と理事を兼任しています。
浜松医科大学と静岡大学をめぐっては、5年前に合意した統合・再編の案について、ことし10月、静岡大学の日詰一幸学長が事実上、白紙にする方針を明らかにしています。
これについて渡邉氏は11日の会見で、「大学同士の機関決定は非常に重いものであり、これまでの協議をなかったことにする白紙撤回は受け入れられない」と述べました。
その上で、静岡大学の教職員などを対象に合意書通りの統合・再編を前提に、将来ビジョンやその利点を説明する機会を設けることを静岡大学に求めるとしています。
そして改めて両大学の統合・再編の意義について、「少子化が進み社会環境が変化する中、大学の生き残りや静岡県への貢献のためにとても重要である」と強調しました。
【静大学長 “対話を重ねていきたい”】
浜松医科大学の次の学長に渡邉副学長が就くことが決まったことを受けて、静岡大学の日詰一幸学長は、「渡邉氏とコミュニケーションを密に取って、今後の両大学の連携の在り方について対話を重ねていきたいと考えています」とコメントしています。