石破茂首相は10日に開かれた衆院予算委員会に出席。2024年度補正予算案に関する基本的質疑を受けた。

 政府が国会に提出した補正予算案は、国の一般会計の総額13兆9000億円。その中身は低所得者世帯への給付金や電気・ガス・ガソリンの補助、能登地方の復旧・復興などのために予算を計上した。

 立憲民主党の重徳和彦政調会長は、宇宙政策の関連基金について成果の検証がない状況で、補正予算に増額分が計上されていることに関して質問した。

 いわゆる宇宙戦略基金とは、民間企業や大学による複数年度(最大10年間)にわたる先端技術開発や技術実証、商業化を支援するため、宇宙航空開発機構(JAXA)に基金を設置するもので今年3月に創設された。

「一例を挙げると宇宙戦略基金。ものすごく大事な基金です。宇宙戦略はこれからし烈な国際競争のなかで日本は戦っていかなければならない。そのことと、去年の作られた3000億円の基金に支出されたかどうかも私たちは聞かされていませんが、年度内に間に合うのか。大きな責任が求められているが、どう考えていますか」

 これに石破首相は「これ(基金)は、積み上げの結果こうなったもので『まず、規模ありき』で考えたものでございます。ですから、それを審議していただくために予算委員会をやっています」とした上でこう述べた。

「宇宙に関してのお話ですが、最近の軍事に限りません。いろんな宇宙関連の各国とのし烈な競争をみたときに基金を積み上げていかないと、とても対応できない。それは我が国とほかの国と比べて誠に劣後している。そこに緊要性を見い出いしております。これは私たちとしまして緊要な事態であると判断しなければ補正にのっけたりいたしません」と答弁した。