カイロス2号機打ち上げ前に開発企業社長“今度こそとの思い”

今月(12月)、和歌山県串本町で予定されている小型ロケット「カイロス」2号機の打ち上げを前に開発企業「スペースワン」の豊田正和社長がNHKのインタビューに応じ、「今度こそという思いは非常に強い。ロケット産業が発展していくために官から民への流れをつくっていきたい」と意気込みを示しました。

東京のベンチャー企業「スペースワン」が開発した小型ロケット「カイロス」は、ことし3月、和歌山県串本町の発射場から初号機が打ち上げられましたが失敗に終わり、12月14日に2号機の打ち上げが予定されています。
2号機は台湾の宇宙機関などの5つの小型衛星を搭載し、打ち上げから50分すぎにすべての衛星を切り離す計画で、衛星の軌道投入に成功すれば、民間企業単独の打ち上げとしては国内で初めてとなります。
「スペースワン」は、今回の打ち上げを成功させて低コストで頻繁に人工衛星を打ち上げる「宇宙宅配便」の事業をいち早く軌道に乗せたいとしています。
先月(11月)下旬、豊田社長が東京都内でNHKのインタビューに応じ、2号機の打ち上げについて「今度こそという思いは非常に強い。技術者と話をしてもみんな自信を持っている」と述べました。
そのうえで今後、串本町にある発射場で、ロケットを打ち上げる射点を増設する工事に取りかかる考えを明らかにし、「ロケットを高頻度で打ち上げられるようにしていきたい。ロケット産業が発展していくためには利便性が非常に重要で、官から民への流れをつくっていきたい。日本のロケット産業全体を拡充していくことに貢献したい」と意気込みを示しました。
「スペースワン」は、2030年代には串本町から年間30回、ロケットを打ち上げる計画を掲げていて、2号機の打ち上げ成功で弾みをつけられるか注目されます。

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