11月末に試験を実施し、12月6日に合格発表が行われた九州工業大学の推薦入試で、受験生に対し合格発表の前に、「合格おめでとう」などと印刷された入学準備のための資料が送付されていたことがわかりました。

送ったのは大学の生活協同組合で資料は、不合格だった生徒にも送られていたということです。

九州工業大学生協によりますと、「合格おめでとう」などと印刷された入学準備の資料は、先月末に実施された工学部の推薦入試の受験生のうち送付を希望した約230人に対し、12月2日に発送されました。

発送された資料は、6日の合格発表前に届いていて「合格おめでとう」などと印刷された入学準備の資料が届いたにもかかわらず、推薦入試に不合格だった生徒から九州工業大学に連絡があり、問題が発覚しました。

九州工業大学生協は、これまで合格発表後、合格した受験生に対して「合格おめでとう」などと印刷された資料を発送していましたが、合格発表前に受験生に送る入学準備の資料には、合格を祝う文言などが印刷されていない資料を発送していました。

今回の問題について、九州工業大学生協は、文言のチェックや文書を封入する際のチェックでミスがあったとしています。

九州工業大学生協は「この度は対象となられたみなさまには合格発表前の段階にも関わらず、合格を想起させる文章をお送りしておりました。関係するみなさま、主に受験生、保護者のみなさまお気持ちを逆なですることになり、お詫び申し上げます」とコメントを出しています。