Crosstalk #07
若い社員たちと一緒につくりあげる、子どもとまちづくりを考えるイベント開催
CHAPTER
子どもの自由な発想から受け取った
新たな視点
Q. 実際にやってみて、子どもたちの反応はいかがでしたか?
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猪股
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盛り上がらなかったらどうしようと不安もあったのですが、もっとやりたい! 時間が足りない! と言われるくらい、どのイベントもみなさんいきいきと楽しんでくれてホッとしました。
まちづくりや建築についてクイズ形式で学ぶコーナーも設けていたのですが、それよりも子どもたちにとっては実際に作るほうが魅力的だったようで……準備は大変だったんですけどね(笑)。
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西川
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そうですね。子どもたちは思いも寄らない反応をしたり、大人が考えないような発想を持っていたり、逆に、こちらが気づきや次につながるアイデアをもらうことも多いんですよね。
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澤村
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東大和のイベントで模型をつくるプロセスで、子どもたちに提示したのはかなりざっくりとしたテーマだったので、どのような反応をするか想像もつかなかったのですが、誰一人困惑した様子もなく材料を手に取って好きなようにどんどん作っていくんですよね。
終了の合図をしても作り続けている子どもがたくさんいて、想像力と集中力には驚きました。
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藤原
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固定概念がないから発想がものすごく自由ですよね。彼らが思いもつかないアイデアを出してくれることで、新しい視点をもらっていたと思います。
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田村
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東大和のガリバーマップ制作の時に、作ったベンチを木の下に置きたいという子がいたんです。「なんでここに置きたいの?」って聞いたら、「暑いから木陰で休めるように」って。もうすでに、体感から発想に結びつけられていることがすごいなと思いましたね。
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猪股
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建築や都市計画では、10年先20年先のまちづくりを考えるのですが、そこに子どもの視点が入るとより未来の解像度が増し、リアリティを持ってディスカッションできる感覚がありました。
このような見え方を体験できたのが、今回子どもたちと一緒にまちづくりを体験した良さだったと思います。
CHAPTER
外との繋がりが、
職能も可能性も広げていく
Q. 3つのイベントを経験して、
あらためて今後やってみたいことはありますか?
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西川
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2023年のイベントは、私たちにとっても意味がある機会だったと思っています。今後は、ここからの発展型として子どもたちと意見交換をして見えてきたものを、なにかしら実装して形に落とし込めたらいいなと思っています。
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長坂
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今回は準備ひと通りを私たちだけで行い、子どもたちにワークしてもらうといった感じでしたが、スタッフ側にも巻き込んでいくような、準備も含めて楽しめるワークショップも面白いのでは? と思っています。めざしてみたい目標は、「文化祭」ですね。
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藤原
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会社の垣根を超えて、いろいろな建築企業の人たちでイベントを企画するのもおもしろそう! 自分たちだけではできなかったことができるかもしれないなって。こういうイベントをきっかけに、子どもたちが街や建築のおもしろさや久米設計のことを知って、将来のことを考える時に思い出してもらえたらいいなって思います。
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猪股
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そうですね!イベントは、目的ではなく手段だと思っています。これからも背景にある意味を意識してやっていきたいですし、単発のイベントとしてではなくて、ひとつひとつ積み重ねながらストーリーとして語れるようにしたいですね。
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田村
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子どもだけじゃなくて大人が参加するイベントがあってもいいと思いますし、これまでのイベントと趣旨は変わると思いますが、建築以外の職種の方とフラットに関われる場をつくるというのにも興味があります。
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猪股
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こうして、イベントのアイデアを出してくれることも嬉しいですね。都市や建築のプロジェクトは、どうしても完成まで時間がかかりますが、イベントは短い期間で達成できる点もいいところだと思います。
若いメンバーにとっては、経験や実績をつくるよいチャンスだと思いますし、会社として若手の感性や勢いを取り込むことは重要だと思います。ぜひまた一緒にいろんなアイデアを形にしていきましょう。企画を思いついたら、いつでも連絡ください!
2024年6月インタビュー実施