シリアのアサド政権が崩壊 約14年にわたる内戦が急展開した経緯・裏側は…【#みんなのギモン】
■世界への影響…ロシア、アメリカの関与は?
富田解説委員 「心配な点もあります。田中教授は『政権打倒を主導したHTSが元々アルカイダ系の組織だったこともあり、イスラム原理主義に基づく厳格な統治をする可能性もある』と話しています。さらに『反政府勢力の中でも仲間割れが起きて、泥沼化する怖れがある』とも指摘しています。反政府勢力の中は色んな勢力に分かれているので、アサド政権を倒すところまでは目的が一緒だったけど、今後は主導権争いが始まる可能性もあるんです」 「一方、日本など世界への影響ですが、シリア国内の戦闘が再燃して地域情勢がさらに不安定化すると、石油価格も高騰する可能性があります」 鈴江キャスター 「いまアサド大統領はロシアに亡命していますが、ロシアやアメリカは今後、どう関与してくる可能性があるのでしょうか?」 富田解説委員 「まずロシアはアサド政権と一緒になって反体制派と戦っていたので、なかなか手を出しにくい。アメリカも、いま首都に入っているのがアルカイダ系組織ということで、あまり付き合いたくない。ということで、なかなか大国が介入しにくい状況になっています」 鈴江キャスター 「先が見通せない状況が続きますね」 富田解説委員 「シリア内戦が始まった当初、わたしも取材していて、おびただしい数の人々が亡くなったり難民生活を送る様子を見てきました。一日も早く平和な日常が回復してほしいと思います」 (2024年12月9日午後4時半ごろ放送 news every.「#みんなのギモン」より)
【みんなのギモン】 身の回りの「怒り」や「ギモン」「不正」や「不祥事」。寄せられた情報などをもとに、日本テレビ報道局が「みんなのギモン」に応えるべく調査・取材してお伝えします。(日テレ調査報道プロジェクト)