追悼・大橋巨泉さん 『世界まるごとHOWマッチ』秘話 放送作家・奥山氏「怖かったけど、いないとむなしい」

2016.07.23

巨泉さんが細部にまでこだわった「世界まるごとHOWマッチ」
巨泉さんが細部にまでこだわった「世界まるごとHOWマッチ」【拡大】

  • <p>大橋巨泉さん</p>

 今月12日、急性呼吸不全のため、82歳で死去した司会者でタレント、大橋巨泉さん。「なるほど!ザ・ワールド」などを手がけた放送作家、奥山●(=にんべんに光)伸氏(77)が先人の死を悼んだ。

 巨泉さんがジャズ評論家のころから、交流があった奥山氏。「芸能界であいさつ代わりのバカヤローが似合うのは巨泉さんと松山千春だけ。口ぐせのように『俺は、個人主義なんだよ』って言っていました。わがままな人でしたけど、離れるとこれほど面白い人はいなかった」

 仕事への厳しさを見たのは「世界まるごとHOWマッチ」でのこと。「スタート直前になっても内容がまとまらず、怒ってハワイに帰っちゃった。TBSとMBS(毎日放送)と電通の偉い人のクビが飛ぶ寸前。みんなでハワイに説得に行ったんです」

 しかし、その怒りには理由があった。「4月スタートなのに、VTR素材が冬の景色ばかり。何だよ、これはと怒ったんです。いい番組を作るためにはちょっとしたことも手を抜かない。この番組は自分をどれだけ欲しているのかということなんです」

 怖い先輩だったが、愛着も深かった。「悪口も言えた人。巨泉さんが事業に手を広げて、カナダにいるとき、キンキン(愛川欽也)と『パックインミュージック』で悪口を言ったの。カナダだからどうせ聞いていないと。翌週の『11PM』のスタジオで会うと、『お前、バカヤロー。悪口言ってただろう』って怒られてね。でも怒りきれない、そんな人でした」と苦笑い。

 先人を失った喪失感は大きい。「いるといないとでは全然違う。悪口を言ってもむなしいだけだもの」

 

芸能注目ニュース

産経デジタルサービス

IGN JAPAN

世界最大級のビデオゲームメディア「IGN」の日本版がついに登場!もっとゲームを楽しめる情報をお届けします。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。