日本将棋連盟と阪神甲子園球場の「100周年記念対局」が8日に同球場で行われ、藤井聡太竜王・名人と羽生善治九段が対局。聖地のスタンドには、多くの将棋愛好家と野球ファンが集結した。対局は羽生九段が勝利した。
対局前には特設ステージで阪神・才木浩人投手と、同球団OBの井川慶氏がスペシャルトークショーに臨んだ。両者ともタテジマ屈指の将棋好き。「振り飛車がしっくりこなくて、居飛車党に転向した」という井川氏と「好きな駒は飛車。野球と将棋はよく似ているところもありますが、僕は野球に関しては脳筋なんで」と笑った才木は、終始息の合ったトークで客席を盛り上げた。
才木は3月16日に行われるMLBプレシーズンマッチ・ドジャース戦(東京ドーム)に、先発投手として登板する予定。「大谷さんは…。球界の王将も王将ですよ(笑)。そういう選手と対戦できるのは楽しみ。ストレート勝負? いいカーブが投げられればいい」とニヤリと笑う。
王将・大谷の他にも、脇を固めるベッツ、フリーマンらの〝飛車角〟も超強烈。エースの風格を漂わせ始めた虎の剛腕が米球界の並み居る猛者たちを一気に〝詰める〟。