米支援クルド勢力、シリア東部主要都市制圧 政府軍に一段の打撃

米支援クルド勢力、シリア東部主要都市制圧 政府軍に一段の打撃
米国が支援するクルド人主体の組織「シリア民主軍(SDF)」が6日、シリア東部の都市デリゾールを制圧した。関係筋3人が明らかにした。ここ1週間で政府軍が支配力を失った都市はこれで3番目となる。写真は12月6日、シリアのハサカを進む米軍の車両(2024年 ロイター/Orhan Qereman)
[ハサカ(シリア) 6日 ロイター] - 米国が支援するクルド人主体の組織「シリア民主軍(SDF)」が6日、シリア東部の都市デリゾールを制圧した。関係筋3人が明らかにした。ここ1週間で政府軍が支配力を失った都市はこれで3番目となる。
デリゾール市内に人脈を持つメディアプラットフォーム「デリゾール24」の活動家オマール・アブ・ライラ氏はロイターに対し、シリア政府軍とイランが支援するイラクの戦闘員はSDFが進攻する前にデリゾールから撤退したと語った。
イラク治安筋によると、SDFはイラクとの国境にあるアルブカマル方面にも進軍しており、24時間以内に同地域を制圧する可能性がある。
反政府勢力はすでに北部のアレッポと中部のハマといった要衝を制圧し、中部の都市ホムスに向けて進軍している。

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