音の大きさの弁別閾について

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どの程度音の大きさが変化すれば人間にも違いが分かるのか?ということについて。
「弁別閾」は他に「弁別限」、「丁度可知差異」などともいうようです。

図書館にあった本をテキトーに調べた結果のメモです。
元の本には実験の詳細や注意点、グラフなどもちゃんと載ってたりしますが、
全て引用するのも無理なのでここでは数字だけ引っ張ってきています。
また、私は一次ソースの論文まではチェックしていません。
できればちゃんと元の本や論文を見てみることをオススメします。



■音の大きさの弁別閾

以下音の強さの感覚レベルをI、音圧変化の弁別閾を⊿Lと表す。

広帯域雑音の場合、
Iが20dB~100dBのとき⊿Lは0.5dB~1.0dB

純音の場合、弁別閾は周波数やIによって異なる。
例えば1kHzの音について見てみると、
Iが20dB、40dB、60dB、80dBのとき
⊿Lはそれぞれ1.5dB、0.7dB、0.4dB、0.3dB程度。
Iが60dBで、周波数が70Hz、1kHz、4kHz、10kHzの音について見てみると、
⊿Lはそれぞれ0.7dB、0.4dB、0.3dB、0.8dB程度。

※参考 牧田康雄, 現代 音響学, オーム社, 1986



■周波数特性の変化の弁別限

高域、低域を増強した場合
100Hz、10kHzでそれぞれ+2dB
高域、低域を抑制した場合
100Hz、10kHzでそれぞれ-4dB

※参考 中島博美, 聴感と音声, 日本放送出版協会, 1960



聴覚の仕組みや能力についてはずいぶん昔から研究されてきているようで
かなり詳しいところまでいろいろ分かっているようです。

聴覚について分かっていることを完璧に把握するのは専門家でもない限り無理でしょうが、
基本的なところは音響学や聴覚心理学の入門書にも載っています。
図書館にもこういう本は置いてありますし、
オーディオにこだわる人にとっては必須の知識でしょうから
是非読んでみることをオススメします。
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