ロックスター・ゲームスが運営するゲーム販売/配信プラットフォーム「Rockstar Games Launcher」のオンラインサービス停止に伴いPC版の販売が停止されていた『グランド・セフト・オート:トリロジー:決定版』。この販売停止について“ホットコーヒー問題”が関係している可能性が明かされました。
同作PC版の販売停止については上記のオンラインサービス停止が原因と思われていましたが、サービスが復旧した後も再開されず、ロックスターは13日に公式Twitterで「意図せず含まれていたファイルを削除するためにプレイと購入ができない」と報告しています。
一方海外ユーザーからはリリース直後より、PC版ゲーム内からガールフレンドと性行為を行うミニゲームのファイルが発見されたことが報告されています。海外メディアVGCなどは、現時点でこの報告が正確なものであるかは分からないとしていますが、もし事実であれば「意図せず含まれていたファイル」がこのミニゲームに関連したものである可能性が考えられます。
このミニゲームはオリジナル版『グランド・セフト・オート・サンアンドレアス』発売当初よりゲーム内に隠されており、ユーザーにより「HotCoffee」と呼ばれるModでプレイできるようにされたことで、直接的な性描写がされているとアメリカ国内で社会問題に。同社は意図的に内容の一部を隠してゲームを発売したとして、集団訴訟で2000万ドル以上の和解金を支払うことになり、日本国内でも「ホットコーヒー問題」として話題になりました。
また、このほかにもPC版では「holy grail(聖杯)」と呼ばれるファイルも発見されています。これには同作に含まれる3タイトル全てのゲームスクリプトや削除されたコンテンツ、当時の開発スタッフのメモ、ライセンス切れのため削除された楽曲などが存在しており、ゲーム内で利用できないように設定されていたようです。
なお、現在は該当のファイルの削除が終了して問題が解決した模様で、日本時間11月15日9時頃にRockstar Games Launcherからの購入が可能となったことが発表されました。
『グランド・セフト・オート:トリロジー:決定版』は、PC/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One/ニンテンドースイッチ向けに販売中です。
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