信者です。 宜しくお願いします。 宗教はしたくないけれど、友人の気持ちも無下にしたくないという苦しい立場なのですね。 あなたの場合、18歳未満なので真如苑のシステムとしてはいきなり入信ではなく、「青年会」という真如苑の組織の一部に入会する事しか出来ないようになっています。 青年会に入って真如苑というものがどのようなものか知って自分も信仰したいと思ったら18歳を過ぎてから「精進継続願い」という書類をだして晴れて信者になるという段取りです。 私はこのシステムが良い材料になるように思いました。 つまり、「自分はよく解ってもいないのに18歳未満で勝手に宗教に入信してもいいものか？」と疑問に思ったので、親に相談したら親は反対だった。「成人して自分で自分の責任をとれるようになるまではダメだと言われたから入信は一旦取り下げて欲しい。その証拠の書類を見せないといけないので退会の手続きをしたい」といった流れで行けば友人もさほど悲しまず、比較的円満にあなたの希望が達せられるように思います。 まぁ、これだとお友達の認識としては18歳を過ぎたら入信してくれるのだろうという先延ばしにしかならないと思いますが、それでも良いのではないでしょうか？ 同じ真如教徒として「入ってくれ」とまでは申しませんが、せめてどういう教えなのかちゃんと理解して頂きたいとは思います。そのために話くらいは聞いてあげてくれたらありがたいなと思うのです。 真如苑に批判的な人々の、根拠のない批判をうのみにされたままではいけないと考える一信者である私もそこだけお願いさせて頂けたらと思います。 さて、少し気になった点で ＞私が友達の紹介で登録したら私の友達が偉くなるみたいなのを見かけました ＞だとしたら利用されてるような感じがします 真如苑には会座という制度があります。簡単に言えば資格を満たした者のみが参加できる特別な修行です。 それに、「智流学院」と言って真如苑の教学を学び、卒業したら僧侶の資格が頂ける場もあり、これにも資格を満たすことが必要になっています。 真如苑は開祖である伊藤 真乗が醍醐寺で修行し、伝燈大阿闍梨（でんとうだいあじゃり）という、いわば「免許皆伝」を承けていますので、その弟子である私たちは真言宗の小野流と呼ばれる法流を受け継ぐ事が出来るようになっています。 よく真如苑を新興宗教だと騒ぐものがいますが、真如苑は「新興宗教ではない」と開祖の伊藤 真乗は申しておりました。 それは弘法大師によって平安時代に日本にもたらされた真言密教の法流血脈が真如苑にも伝わっているからです。 伊藤 真乗は弟子に法流を伝えてよい「先生」にあたる僧（阿闍梨）を更に指導できる伝燈大阿闍梨（でんとうだいあじゃり）であり、真如苑の教えはその伝燈大阿闍梨が説いた教えですから真言密教の奥義の基盤の上に成り立っています。 例えるなら「茶の湯」は千 利休によって創始されましたが今では38以上の流派が存在しますね。免許皆伝を承けたお弟子さんたちが、それぞれ思う所有って流派が別れていきました。 今でも免許皆伝をうけた人なら流派を立てられるはずです。 しかし、誰もそれを新興だとバカにすることはないですよね？ 話はそれてしまいましたが、ご友人はおそらくその会座や智流学院に参加したいのかもしれません。 その為の資格に、自分がお誘いして精進されている人が一定数必要という項目があります。 そこで「あなたをお誘いして」と考えたのかもしれません。 しかし、会座にせよ智流学院にせよ、そんな簡単なものではありません。 本来だったら出家しなければ法流を受け継ぐことなど出来ないのに、そのような尊いものを人数だけ揃えても頂けるわけがないし、頂いてはいけないと思います。 つまり「一定数以上の精進している方をご指導している」という項目は、相手に信心を起こさせるだけ人徳、器を養っているか？という点を確認するものです。 真如苑では人様をお誘いする事を「お救け」と言って最重要の修行としていますが、その内容は単なる人集めではありません。 「あなたのしている信仰ならさせて頂きたい」と言われるだけ人に信頼される人格を作り上げる事が目的です。 従って、入信して貰ったとかダメだったという形は、実はさほど重要ではないのです。 相手の為に時間を割き、相手の話を良く聞き、相手の心に寄り添い、相手に、自分の様々な経験を通して的確なアドバイスができ、相手を喜ばせないとお救けなどできません。 そのプロセスが大切であると、現苑主（あなたが「年配の女の人」と書いた方です）がはっきり言いきられています。 従って ＞この友達、私に文化祭委員一緒にやろうと言ったのに自分は前で仕切って裏の大変なことは全部私にやらせて前で仕切ることが無くなったら｢もう文化祭委員の仕事やらないから。ひとりで頑張って｣とほんとに勝手な子です。 このような事であってはお救けなど出来ないはずです。 仮に入信したとしてもその後が続かないでしょう。 これが、しっかり裏方の仕事も率先して行い、あなたと励まし合って最後まで責任を以てやり遂げていたら、あなたの真如苑に対する印象も違うはずです。 お断りするならするで、この件に関してはお友達にきちんと伝えて下さい。 お友達は、勇気を出してお救けに取り組んだ。 だから「自分の何が足りなかったのか。どこが足りなかったのか」を解ってほしいなと私などは切に願ってしまいます。 これがお救けの功徳です。 「文化祭の時、貴女はこうするべきだったんじゃない？いつもそういう自分勝手な事があるでしょ？」と厳しいですが言ってあげて下さい。 友人はその場ではショックを受けるでしょう。 でも、結局、自分にとって厳しい言葉を有難く頂けないなら信心なんて向上しません。 まだ18歳にもならない者にとっては厳しいかもしれませんが、若いうちに、自分の欠点を見つめて立派になってほしいと思わずにいられないです。 友人も勇気を出して真如苑の話をした（これはかなり勇気が要ったと思います）。 あなたもお願ですから、その友人の向上の為に、その子の信用できない点を偽りなく指摘してあげてください。今すぐでなくても結構ですから、友人関係を続ける中で「なぜ私が真如苑を断ったかなんだけど…」という形で結構ですから。 悩んでいる質問者様にお願いばかりして大変申し訳ありませんでした。 あなたにはご迷惑をおかけしてしまいましたが、同じ信者としてお詫び申し上げます。 苦しい立場に追い込んでしまって本当に済みません。 首尾よく、退会できるように陰ながら祈っております。