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24色のペン
いつまで「ふじん」? 「キュリー夫人」で考えた=藤沢美由紀
2024/11/28 06:00 1986文字女性で初めてノーベル賞を受賞し、偉人としておなじみの科学者――。その名で昭和生まれの私(記者)になじみがあるのは、断然「キュリー夫人」だ。しかし、理系女性の希少なロールモデルでもあるこの有名な物理学者が、なぜいつまでも「夫人」と呼ばれるのだろうか。 自然科学系のノーベル賞受賞者に女性が極めて少ない
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気候革命
「女性だから」救われない命も 温暖化対策で忘れられてきた視点
2024/11/11 06:00 2684文字今年の世界の平均気温は、観測史上初めて、産業革命前の水準より1・5度以上高くなるのがほぼ確実で、国際社会が掲げる気温抑制目標の実現は極めて厳しくなっている。地球温暖化に伴い、熱波や豪雨などの被害も深刻化している。 それでも「この程度の気温上昇なら、まだそれほど問題ないのではないか」と考えてしまう人
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24色のペン
バトンをつなぎ、沖縄で花開いたパレード=藤沢美由紀
2024/10/30 06:00 1899文字今年は、日本で初めてLGBTQなど性的少数者によるパレードが東京で開催されてから30年の節目の年だ。その歴史を追った取材で、東京のパレードの立役者たちとの深い縁から別の土地で新たなパレードが花開いた歴史に触れた。沖縄だ。 パレードは、LGBTQアクティビストの南定四郎さん(92)が1994年に東京
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プライドパレードは「命の問題だ」 92歳創始者から受け継ぐ原点
2024/10/5 18:01 3284文字「暴風雨の時に外にいたら、抵抗して一生懸命に歩くでしょう。押し返さないと倒れて野垂れ死ぬでしょう。そんなふうに、ずっと(困難を)押し返してきた人生でした」 性的少数者の運動を切り開いてきた南定四郎(ていしろう)さん(92)は自らの人生をそう表現した。そして、その後の活動の原点となったという経験を語
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プライドパレード30年 LGBTQ当事者、暗い過去振り切った一歩
2024/10/5 18:00 2159文字8月末、東京・渋谷の夜景を一望できるビルの屋上で、バーを借り切ったパーティーがあった。集まったのは、年に1度開かれる「東京レインボープライド」(TRP)の関係者たち。LGBTQなど性的少数者らが性の多様性を祝福するイベントで、目玉企画は「プライドパレード」と呼ばれるパレードだ。日本での初開催から今
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いつになる? 日本の女性がノーベル賞を受賞する日 嘆く専門家
2024/10/5 07:00図解あり 2185文字今年も10月7日の生理学・医学賞を皮切りに、ノーベル賞の発表が始まる。特に物理学、化学も含めた自然科学系3部門では女性の受賞者が少なく、日本はまだ「ゼロ」だ。こうした結果が続く背景には、理系の女性を取り巻く日本の危機的な状況がある。 ◇女性の受賞者は延べ26人 ノーベル賞自然科学系3部門の女性受賞
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福祉現場での深刻なLGBTQ関連ハラスメント 政府の見解は
2024/8/19 14:00 2061文字障害者施設で職員から「ホモ、気持ち悪い」と暴言を吐かれた。障害者施設や高齢者施設で性自認をいくら伝えても、望まない男物や女物の服装や髪形を強いられる――。福祉現場での職員から利用者への性的指向や性自認に関するこれらの言動や行為について、政府は法律上の「虐待」になり得るとの考えを6月に示した。そもそ
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法廷に「レインボー柄の持ち込み禁止」なぜ? 地裁要求に、ある伏線
2024/7/8 16:00 2022文字「レインボーの柄は持ち込んではいけない」。今年4月、裁判の傍聴のために横浜地裁を訪れた女性は法廷に入ろうとすると、地裁職員からそう言われた。職員が注意したのは女性が身に着けていた、LGBTQなど性的少数者を象徴する大きさ数センチのレインボーカラーのピンバッジ。なぜ裁判所は傍聴人にそのようなことを求
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デマに保守派の抵抗……あれから1年、LGBT法で何が変わった?
2024/6/24 10:00 2350文字性の多様性に関する理解を進めることを目的とする「LGBT理解増進法」が23日で施行から1年を迎えた。新たな権利も規制もない理念法にもかかわらず、性的少数者に対するデマや偏見に基づく反対意見も根強く、さまざまな議論が巻き起こったが、この1年で国や自治体ではどのような変化が起きたのかを探った。 ◇国の
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「子どもを産んでくれないか」労組幹部のセクハラ 背景に組織の体質?
2024/5/21 09:00 2478文字職場でハラスメントに遭った場合に、私たちが頼る相談先の一つに労働組合がある。だが果たして労組は自らの足元での働きやすい環境作りに本気で取り組んでいるのかと、疑問視せざるを得ない事態が起きていた。労組トップによる8年にわたるセクシュアルハラスメントに苦しめられた専従職員の女性がいる。長年被害が見過ご
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増える独居高齢者、住まい探しのハードル高く 国や企業に支援の動き
2024/4/13 06:30深掘り 1407文字2050年には5軒に1軒が65歳以上の1人暮らし世帯になる――。国立社会保障・人口問題研究所が12日に公表した将来推計でこんな「未来図」が明らかになった。伴侶と死に別れた人だけでなく、未婚化も進み、身寄りのない高齢者が増える。家賃滞納や孤独死への懸念から、高齢者が住まいを探すハードルは高くなってお
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「男女別の仮設風呂入れない」 災害時に求められるLGBTQ対応
2024/3/1 08:30 1693文字災害発生後の避難生活で、LGBTQなど性的少数者は特有の困難に直面する。能登半島地震でも、支援団体には悲痛な相談が寄せられている。どのような取り組みが必要だろうか。 「仮設のお風呂は男女別のため入れない。1カ月近く入浴できていない」。トランスジェンダーに関する相談支援などに取り組む団体「GID L
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生殖補助医療は法律婚の夫婦だけ? 女性カップル、独身者の懸念
2024/2/23 07:00 2188文字第三者から提供された精子や卵子を使う生殖補助医療について、子どもを持つことを希望する女性カップルや独身女性らが、精子提供を受けにくくなるという懸念が当事者の間で強まっている。生殖補助医療の法規制で、治療の対象が法律婚の夫婦に限られる見通しとなったからだ。海外の精子バンクも日本の医療機関では利用でき
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今春闘は「ステージ転換を図る正念場」 連合・芳野友子会長
2024/2/15 07:15 1256文字2024年春闘が本格化している。今春闘は、23年に続く高水準の賃上げを実現し、中小企業や非正規労働者に波及させられるかが焦点だ。連合の芳野友子会長に話を聞いた。 ――昨年は約30年ぶりの高水準の賃上げを達成しました。今年の春闘をどのように位置づけていますか。 ◆今年は、賃金も物価も安定的に上昇する
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能登半島地震で迫る「72時間の壁」 生存者のためにできること
2024/1/3 18:02 608文字地震などの災害救助では、発生から丸3日を過ぎると、倒壊した建物に取り残された人などが助かる可能性が大きく低下することが、「72時間の壁」として指摘されている。能登半島地震の被災地は3日は雨で、救助を待つ被災者が体温を奪われて危険な状況に陥りかねないと専門家は指摘する。 ◇救助活動の目安 状況で大き
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同性カップル「親子で同じ名字になりたい」 家裁に申し立てた結果は…
2023/12/24 07:00 2447文字「お子さんと名字が違いますね……」。いぶかしむ視線にさらされる。職場では、秘密をばらされないか不安がつきまとう。そんな日々に困り果て、「同じ名字になりたい」と姓の変更を家庭裁判所に申し立てた女性カップルが、東京都にいる。大阪府で先例があると知り、望みを託したのだったが……。【藤沢美由紀】 40代の
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ソニー、日生、東京マリン…就活人気企業の男女の賃金格差調べてみた
2023/12/2 21:52 0文字 -
警察、弁護士からも LGBTの性暴力被害者が苦しむ2次被害
2023/11/21 19:33 1720文字性暴力の被害者が警察や相談機関で適切な対応を受けられず、さらに傷つけられる「2次被害」。社会的な対策は進みつつあるが、LGBTQなど性的少数者の性被害への理解は遅れている現状がある。当事者は「相談に対応する人は、専門家として最低限の知識を持ち、否定せず接してほしい」と訴える。〈この記事は性暴力に関
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ソニー、日生、東京マリン…就活人気企業の男女の賃金格差調べてみた
2023/11/8 11:00 2248文字就職活動中の大学生に人気の有名企業で、男女間の賃金格差はどれぐらい存在するのだろうか――。今年から大企業に義務づけられた公表制度を利用し、記者が人気ランキング上位の企業を調べてみると、意外な事実が浮かび上がってきた。これから就活を始める人は、どんなポイントで男女の賃金格差を見極めればよいのかも有識
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給付金対象外で「偏見や差別を助長」 デリヘル経営者が国を提訴するまで
2023/10/5 11:28 0文字 -
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