闇が濃いほど、星は輝く。
愛知在住の女性Y様から「もしよろしければ、オーガニックの居酒屋に行きませんか?」と連絡をもらった。私の正しい使い方である。Y様はミスコンの世界大会に出るとのことで、いろいろ調整中だった。大変な家庭に育ち、15歳の時に家出をして、家のないまま高校に通い、本当にお金に困った時は若いカップルを狙って「バス代がないのでお金を貸してください」とお願いした。多くの場合、男の人はかっこつけたがるものだから、千円くらいはもらえるものですとY様は言った。
行くあてもなく彷徨っていた時の心許なさは相当なものだったから、彷徨っている坂爪さんに昔の自分を重ねて連絡をした。家にお金がなかったから、将来は絶対にお金持ちと結婚してやると誓った。そして、実際にお金持ちの人と結婚することもできて、こどもも生まれた。周りから見たら恵まれた人生に見えたと思うけれど、家もあって、車もある時が、一番虚しかった。この虚しさを話しても、なかなか理解してもらえなかった。ある日、このままじゃ本当にダメになると思って、離婚をすることにした。その後、コロナになった。
身一つで家を出たから、頼れるものは何もない。高校時代は自分一人だけだったが、今度は小さなこどももいる。お金も底を尽きて、いよいよこれまでかと思った時に「コト」と音がした。底の底に落ちた時に「コト」って音がして、ああ、これ以上の底はないんだなって思った。その時期に、ちょうど神社に行った。当時の私にとって、一万円は大金だった。そのお金があれば、何週間も暮らすことができた。そのお金を、神社のお賽銭に入れた。そうしたら、不思議な出来事が起きた。ある男性から「ミスコンに出ないか」と連絡が届いた。その時に思い出した。お金持ちと結婚することだけではなくて、私にはもう一つの望みがあった。それは、お姫様になるということだった。
底の底に落ちた時に、自分でも忘れていた夢を思い出した。誰からも見てもらえないと、こどもはグレてしまう。私はお姫様になりたかったんだ。だから、ミスコンに出ることに決めた。生まれてから一度も目を合わせてもらえなかった赤ちゃんは死んでしまうように、私たちが本当に欲しいものは、人からの注意なのかもしれない。何もかもを失って、もうダメだと思った時に、忘れていた望みを思い出した。深い孤独と長い絶望の時期はつらかったけれど、あの時期がなければ、いまの人生もない。Y様は、そのようなことを言った。
家のない時期、孤独と絶望の時期を語る時、Y様は一切他人の悪口を言わなかった。誰かのせいでこうなったとか、あれのせいでこうなったとか、不満や愚痴がY様の口から出ることはなかった。美しい人だと思った。自分の運命を引き受けて立つ、高潔な野生動物に似た気高さを感じた。寝る場所のない私に、Y様はホテルを取ってくれた。深い孤独と長い絶望の時期はつらかったけれど、あの時期がなければ、いまの人生もない。お姫様になりたかったという、望みを思い出すこともなかった。木々が色づき、一度すべてが枯れ落ちた後に、新しい命が芽生える。闇が濃いほど、星は輝く。冬の厳しさは、春の喜びを内包している。
坂爪さん こんばんは
今日、送っていただいた本を受け取りました。
まだ坂爪さんにはお会いしてませんが、封筒の坂爪さんの肉筆を見て
「ああ本当にいるんだ」と不思議な気持ちでしばらく茫然としてました
大切な本を譲ってくださり、本当にありがとうございます!
メモの一言も嬉しく、ちいさなお菓子のおまけに私の中の小さな女の子がきゅんとしました。
最初に坂爪さんからの返信を開いた時に飛び込んできた
「まってましたー!」が、なんていうか
神さまの声のように感じてまずうわわってなりました。
坂爪さんの言葉と神さまの言葉の二人羽織みたいな。
その一声で「ああそうだ。神さまはずっと与えようと待ち構えてるのに
こちらが、受け取るにはちゃんとしないととか
条件とか手順とか頭で考えすぎてて、まず「欲しい」とすら素直に言えないし
目の前にたとえあっても見ようとしてないんだ」と理屈抜きにそう思えました。
自分の長文な熱のありすぎな文章は受け止めてもらえないトラウマがあって。
直近の好きな人とのやり取りでやってしまったなぁと落ち込んだ経験があり
コミュニケーション指南的な記事を見ても「関係性が出来てない相手に長文は送ってはダメ」と書かれてあり、ごもっともだなぁと反省しさらに落ち込み。
なのにまた気づけばやってしまっている
でも坂爪さんから「◯◯さんのメールにはひっじょうにふるえました!」と
来たときに、受け止めてくれる器のある人には長文だろうが引かれることなく受け止めてもらえるんだ…と静かな感動を覚えました。
そして少し前に密かに望みを投げてた事を思い出したんです。
もちろん相手に押し付けるのは論外だしコミュニケーションが苦手なのは自覚してるけど、そのままの気持ちを出しても引くことなく受け止めてくれる人と出会いたいと。(恋愛に限らず)
願いを放ち、自分の中を空っぽにすること。
思い返すとシンプルに生きられてるときは、そうなってるんだなと感じます。
またまた長文になっている…!
坂爪さん いろんな気持ちを出させてくださって
ばななさんの本から始まり波及して望みを叶えてくださって
本当にありがとうございました✨
おおまかな予定
12月8日(日)神奈川県鎌倉市界隈
以降、FREE!(呼ばれた場所に行きます)
連絡先・坂爪圭吾
LINE ID ibaya
keigosakatsume@gmail.com
SCHEDULE https://tinyurl.com/2y6ch66z
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