電卓ばかりを使っていると、計算力が落ちてしまうかもしれません。手元に電卓がない場面でも正しく計算を行うために、普段から暗算の練習をしておくと良いでしょう。
ぜひ、この記事の計算問題に挑戦してみてください!
問題
次の計算をしなさい。
4.8÷0.6+5
小数の計算が含まれていますが、正しく答えを出すことはできるでしょうか。
ぜひ暗算で計算をしてみてください。
解説
今回の問題の答えは「13」です。
途中の計算式は次のようになります。
4.8÷0.6+5
=8+5
=13
計算のポイントを順に解説していきます。
計算の順序
四則(足し算・引き算・掛け算・割り算)が混じった計算の順序は、次のとおりです。
(1) 掛け算・割り算の計算
(2) 足し算・引き算の計算
つまり、今回の問題では、割り算の部分「4.8÷0.6」を優先して計算しなければいけません。
割り算の計算
まず計算するのは「4.8÷0.6」です。
小数の割り算は、「割る数」・「割られる数」に同じ数をかけても計算結果は変わりません。
つまり、次のような計算が可能です。
4.8÷0.6
=48÷6 ←どちらの数にも10を掛けた
=8
足し算の計算
割り算を計算したことによって、元の式は「8+5」となります。
8+5=13
したがって、答えは「13」です。
小数を含んだ割り算は一見すると難しく思えますが、「割る数」・「割られる数」を10倍することで、整数の割り算にすることができました。
暗算で正しい答えを導くことができたでしょうか。
まとめ
今回紹介した問題は、小学校で学習する計算です。
普段電卓を使って計算している方は、計算方法を忘れていなかったでしょうか。
忘れていた方は、ぜひ復習してみましょう!
※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法を持つものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。
文(編集):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」
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