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上山信一

上山信一認定済み

慶應大学名誉教授、経営コンサルタント

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専門は戦略と改革。国交省(旧運輸省)、マッキンゼー(パートナー)を経て米ジョージタウン大学研究教授、慶應大学総合政策学部教授を歴任。平和堂、スターフライヤー等の社外取締役・監査役、北九州市及び京都市顧問を兼務。東京都・大阪府市・愛知県の3都府県顧問や新潟市都市政策研究所長を歴任。著書に『改革力』『大阪維新』『行政評価の時代』等。京大法、米プリンストン大学院修士卒。これまで世界119か国を旅した。大学院大学至善館特命教授。オンラインサロン「街の未来、日本の未来」主宰 https://lounge.dmm.com/detail/1745/。1957年大阪市生まれ。

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    補足リニア工事では静岡で残土と地下水の問題で地元とJRが紛糾した。その教訓に照らせばその課題を検証せずに小浜か米原か、また京都の新駅の場所を決めるべきではない。焦点は京都のどこに駅を置くか、どこをどう掘るかなのだから京都市内のコンセンサス形成が重要だ。それにもかかわらず与党PTは4日の会合に京都市長を呼ばずに審議した。地元の不安も強く、今後は京都府だけでなく京都市長はじめとする関係者の意見をまず聞くという姿勢が重要だろう。古く遡れば成田空港の建設も地元を無視した計画決定で長らく紛糾した。国交省も与党に任せずそうした組織的記憶を動員して課題解決の枠組みを提供すべきだ。空港や高速道路での豊富な経験を注入すべきであり政治主導だけでよいか疑問がある。またJR東海とJR西も会社を超えてノウハウを共有すべきである。静岡の教訓を有効に生かすべきだ。13日の会合では京都市長を交えた仕切り直しを期待したい。

    上山信一
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    解説議会側の改革も必須。何よりも自己確立ができていないのが問題。汚職や刑事罰でもないのに全会一致の不信任というのは異常。だれも異論が言えない議会は危険だ。それこそパワハラ、心理的安全がないのかとすら思う。あるいは周りに影響されるダメなおじさんたちばかりか。集団合議(謀議)をしていないで堂々と政策の是非を表で知事とやりあうべきである。同じ会派の中でも長老に唯々諾々としない。会派の改革、近代化も必要だろう。

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    補足もともと無党派で市民側の政治家。市長の実績もある方だが今回は全県。そこまでの知名度はなかった。加えて例の22市長のおじさん連合の応援は悪印象を増強した。女性で革新的な人のはずが、組織票、守旧派、既得権益勢力を象徴する人たちが取り巻く様子で損をした。街頭演説も応援の議員の挨拶ばかりでつまらなかったし、対話を強調するばかりで県政の改革ビジョンも語れなかった。たぶん支持団体が多すぎるからだろう。周りにやさしい人かもしれない。サポート団体の見極めの悪さが見透かされ、既得権益と戦えない人=改革は無理となり、結局アンチ斎藤改革の象徴となってしまった。極め付きは悪口ポンプと言われる批判演説。未来の兵庫の政策を語るべきだった。もったいない人材をつまらない場面で出し残念なことになった。

    上山信一
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    解説最大の特徴は若者の政治参加、高校生も大学生も投票に行った。それと比例してSNSでの正しい情報入手が進んだ。テレビ新聞しかみない高齢層は最新情報に接することなく、情緒的な斎藤批判のマスコミ報道に洗脳されたままだった。また告発文書問題は知事を辞めさせるほどの問題かという素朴な疑問が県民を良識的判断を引き出した。マスコミは選挙となると公正中立しか考えず、政策の中身をろくに伝えない。それが故に投票率は低く、組織票が勝ってきたが今回はSNSがリッチな情報を伝えた。すると若者が参加し民意が通じたと言えよう。

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    解説20億円も選挙費用を使ったが斎藤さんの再選、つまり元に戻っただけだ。結果的に議会とマスコミは知事の邪魔をして県政を6か月も混乱させた。議会やマスコミは文書問題、公益通報ばかり批判したが、県民は斎藤氏の政策や改革に興味があった。変化も感じて改革路線の継続を望んだ。議会は自分たちが改革に反対するあまり、文書問題という県民の関心事とはいえない事案で斎藤氏に言いがかりをつけ県政を混乱させたともいえる。さらに不要な百条委員会まで置き、斎藤氏を辞めさせる画策をした。マスコミも議会や百条委からの情報を「公式情報」として裏どりもせずに拡散し、謀略に加担(ORもしかしたら騙された)。しかし県民は真実を書かない新聞テレビを信用せず、騙されなかった。議会は反省と総括、そして県民への説明をへて自ら解散したらどうだろうか。

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    補足県民の信任は分厚いとわかった。原点に返れば斎藤氏は抵抗にあいながらも県政改革をしていた。議会は反発した。しかし県民は知事の再選と改革継続を望んだ。実にシンプルだ。汚職でも刑事事件でもない、また判断が難しい怪文書の問題でそもそも知事が進退まで問われ、しかも不信任を突きつけられるのは異常である。全会一致で不信任をだした議会はどうするのか?かつて都議会は自ら解散した例がある。5分の4が賛成すれば自ら解散する手段もあるがいかがか。

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    補足投票率が上がると無党派層が増えるというが今回の選挙では無党派がどの候補に投票するか、定かでない。数日前までの新聞テレビ情報では議会から不信任、失職した前知事とその他候補の戦いであり明らかに新人から選ばれるという見方が常識だった。しかし街頭やSNSでは前知事が想定外に健闘している兆候がありありだ。有権者はネットや口コミでなぜそうなのか、調べてから投票すべきである。またSNS=デマと大手メディアは報じる特徴があるが果たしてそうなのか。テレビが逆にデマを流してきたことが全くないといえるのか、各人が判断すべきだ。

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    補足組織票を求められている人が組織から投票の写真を提出するように求められているという情報をよく見ますが、写真とったあと二重線で消して書き直せばいいです。これぞ公益通報保護で通報してください。投票の秘密性は法律ではなく、憲法で保障された国民の権利です(憲法第15条)また♡やビックリマーク、「XXさん」など氏名以外の文字を書いたら無効になるので気をつけましょう。ひらがなでもだいじょうぶです。

    上山信一
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    解説今回の選挙戦は最終日に向け県民が行く先々で斎藤さんを大歓迎した光景が印象的だ。だがここに至る経緯は不可解というしかない。議会が百条委員会をわざわざ設置した。賄賂や刑事事件に絡む不手際ではない。知事のパワハラやおねだりなど怪文書にあった疑惑を調べるという。しかし何も証拠は出てこない。そこで議会がいきなり不信任案を可決した。前代未聞の権力の濫用である。委員会の結論も出ていない中、いきなり知事を辞めさせた。斎藤氏は釈然としない。しかしメディアにぼろくそに言われる。普通の政治家なら辞めただろう。しかし改革を継続すると宣言し、再選に挑戦すると決めた。最初はまさに一人ぼっち。だが次第にネット上で真実が語られるようになり、議会の謀略に大手メディアが載せられひっこみがつかなくなった状態、元に戻すべきと人々は理解した。選挙戦では斎藤支持の群衆が日々に増え、斎藤さんは日々明るくなっていった。審判は明日下る。

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    補足「混乱」は知事を変える理由にならないだろう。混乱の原因は明らかに「県議会」である。本来は県議会に抗議すべきだ。なぜなら百条委員会の調査が終わっていないのに県議会が不信任を決議して知事を辞めさせた。権力の濫用、前代未聞の異常行動に走った「県議会」に対し市長会が公式抗議すべきである。しかも、市長会有志というが「市長会」とは何ら関係がない。市長22名の思惑は様々だろうが、このタイミングでやるのは逆効果だった。誰かが言い出し、断るのは大人げないなと雁首をそろえての会見となったのだろうか(昭和)。しかし映像的には最悪だった。斎藤陣営は若者や高校生に笑顔で囲まれ、それが県民にポジティブな印象を与えている。こっちはおじさん政治家ばかりで「昭和の不適切」というと失礼だが、なんか時代遅れの感じが否めない。それぞれはいい市長さんなんだろう。だけど集団でそろうと邪悪に見えてしまう。焦ってのオウンゴールにみえる

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