周南市議会12月定例会 公立大学の整備含む補正予算案
周南市の12月定例市議会が開会し、周南公立大学の運営や施設の老朽化対策にあてることを念頭とした基金に3億円を計上する補正予算案が提出されました。
12月3日に開かれた周南市の12月定例市議会では、一般会計の総額で45億7400万円余りの補正予算案が提出されました。
補正予算案には、周南公立大学の運営や施設の老朽化対策に活用することを念頭とした大学の整備等基金に3億円が盛り込まれていて、財源は周南市のボートレース事業の収益3億円をあてるとしています。
周南公立大学をめぐっては、周南市はこれまで、前の徳山大学の時に市が公立化に向けて行った財政シミュレーションの結果を踏まえ、「大学の施設整備に対して税金を使わない」と説明していました。
今回、市の財源を使う方向に転換した理由として▼大学の運営を通じて市民の利益や市の発展につなげるねらいがあることや、▼想定していなかった施設の老朽化が判明したこと、それに▼公立化後に物価や建設費が高騰したことなどを挙げています。
周南市の12月定例市議会は12月20日まで開かれる予定です。