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くまクマ熊ベアー  作者: くまなの
クマさん、新しい依頼を受ける
867/867

843 クマさん、薬屋に行く

 リディアさんの案内で薬屋にやってくる。


「この店ね」


 マーネさんは看板を見ると、店の中に入っていく。


「いらっしゃいませ。どんな薬が必要ですか?」


 男性店員が店に入ってきたわたしたちに声をかける。


「久しぶりね」

「マ、マーネ先生!」


 店員はマーネさんを見ると驚き、後ずさりして、後ろにある棚にぶつかる。


「どうして、マーネ先生が」


 ここでもマーネ先生なんだね。


「あら、先生が生徒に会いに来ちゃダメなのかしら。もしかして、後ろめたいことでもあるのかしら」


 少女なのに、圧が強い。


「それは……」

「それは?」

「……ないです」


 この人、目を逸らしながら言ったよ。

 絶対に後ろめたいことがあるってことだよね。


「なら、会いに来ても問題はないわよね」

「……はい」


 絶対に会いたくないって思っている顔だよね。


「それで、なにしに店に?」

「あなたの店に来た理由は2つ。まず、コルボーって男を知っているわよね」

「……はい」


 おお、素直に認めた。

 マーネさんには噓はつけないみたいだ。


「あなたは、この男の仲間なのかしら?」


 男の目が泳ぐ。

 やっぱり、後ろめたいところがあったみたいだ。


「仲間なのね」

「違います。逆らえないんです。逆らえば薬草が手に入らなくなります。薬師としても悪い噂が流されます」


 男が言い訳をするように答える。


「それじゃ、選びなさい。わたしに従うか、そいつに従うか」

「…………」


 男は口を閉じて、なにも言わない。


「沈黙、つまり、わたしの敵になるわけね」


 マーネさんの中には、どっちも選ばない選択肢はない。

 選ばなければ敵ってことみたいだ。

 どっちつかずなんて、劣勢になればすぐに裏切る。

 だから、マーネさんの判断は正しい。


「ち、違います。……マーネ先生に従います」


 男は項垂れるように答えた。


「懸命な判断ね。ただ、裏切った場合、どうなるか分かっているわよね?」


 見た目が少女なのに怖い。

 男は小さい声で「はい」と答える。


「あのう、それで、後ろにいる2人は……」


 男がわたしとリディアさんを見る。


「クマの格好した女の子は、わたしの護衛よ。もし、わたしになにかしようものなら、食われるわよ」

「食べないよ」

「あなたのクマが食べるでしょう」


 こんな人、くまゆるとくまきゅうに食べさせたくないよ。

 わたしの紹介が終わり、マーネさんがリディアさんを見る。


「わたしのことは覚えていませんか、妹の薬を頼んだけど、断られた」

「……あのときの」


 思い出したみたいだ。


「コルボー様の指示だった。俺の客だから薬は作るなって」

「…………」


 リディアさんはグッと耐えるような表情をする。


「さっきも言ったが、コルボー様に逆らえば、この街では薬草が手に入らない」

「そんなに、そのコルボーって人は権力があるの?」

「この街の領主の息子だ」


 わたしの言葉に男が応える。


「つまり、貴族。貴族が薬師なの?」

「別に珍しいことじゃないでしょう。長男が家を継ぐ、次男は控え、三男、四男は家を継ぐことはないから、手に職を持つことになるわ。騎士になったり、家の仕事を手伝ったり。だから、薬師になる貴族だっているわよ。もちろん、どこかの貴族の令嬢に婿入りすることもあるけど」


 確かに、家は1人しか継げない。

 王族だって、国王になれるのは1人だ。

 逆にノアの家みたいに女の子しか子供がいなければ、婿を取ることになる。


「後ろ盾には領主がいる。逆らうことはできなかった」


 一般人が貴族に逆らうのは難しい。

 だから、マーネさんに付くか、コルボーって薬師に付くかで悩んでいたわけか。


「分かったわ。でも、あなたはわたしを選んだ。それは間違いないわよね?」

「……はい」

「それじゃ、もう一つ店に来た理由だけど、薬の調合がしたいから部屋を貸しなさい」

「調合?」

「聞き返さない。返事は『はい』一択」

「はい、こちらです」


 マーネさんの言葉になにも言えず、男は店の奥の部屋に案内する。


「汚い部屋ね。ちゃんと片付けているの?」


 薬草を調合する部屋だと思われる部屋は、物が散乱していた。

 誰かさんの部屋を思い出す。


「忙しくて」

「言い訳は不要」

「……はい」


 これはツッコんだ方がいいのかな。


「マーネさんの部屋も汚かったよね」

「ユナ、それとこれは違うわ。わたしは忙しかったのよ」


 その言い訳は、男の人と同じ言い訳だから。


「まあ、いいわ。片付けなさい。そして、わたしが言う薬草を用意しなさい」


 男は言われるままに部屋の片付けを始める


「えっと、わたしも手伝います」


 リディアさんが申し出るので、わたしも片付けるのを手伝うことになった。

 わたしとリディアさんは部屋を片付けていく。

 でも、雑草と薬草の区別か付かない。

 ゴミかと思っても。

 

「ああ、それは貴重なミルミルの葉」


 とか言われる。

 わたしには雑草にしか見えない。

 そんなこともあって、薬草らしきものは手をつけず、本や道具などを片付けていく。

 マーネさんは調合できるスペースを確保すると、アイテム袋から薬草などを出し、男に薬草を持って来させる。


 マーネさんは同時に小瓶を取り出す。


「その小瓶は、エストさんが飲んでいた薬?」

「ええ、ちょっと確認したいことがあってね」


 マーネさんは男の人に薬品名の指示を出し、用意させる。


「それは貴重で高い……」

「うるさいわね。お金なら、ちゃんと払うわよ」


 その言葉で安堵する男性。


「ただし、適正価格よ」


 それでも、薬品代が返ってくるようで安心している。

 それからもマーネさんは料理をするようにいろいろな薬草を混ぜたりする。


「やっぱり、マーネ先生は凄い」


 男はマーネさんの調合を目を輝かせながら見ている。


「ただ、掻き回しているだけじゃ」

「違う。均等に掻き回し、適度に魔力を流し、それを時間内にするのは難しい。均等に掻き回すことができなければ、的確な分量を入れても効果は出なくなってしまう。魔力もそう。少なすぎてもダメ。多すぎてもダメ。掻き回しながら、判断をしないといけない。時間内に的確の分量でやらないと、薬の影響にも出る。薬を作るのは難しいんだ」


 わたしの言葉に、いかに薬の調合が難しいか説明してくれる。


「ちゃんと薬師としての基本的なことは覚えているみたいね」

「もちろんです」


 マーネさんは口を動かしながらも、手は止まらない。


「薬を作るのって、大変なんだね。採取した薬草を飲めばいいだけじゃないんだね」

「それでも効果はないわけじゃないわ。ただ、いろいろな薬草を組み合わせることで、効果は上がるわ。料理だって、一つの具材より、たくさんあったほうが美味しいでしょう。もちろん、入れすぎはよくないけどね」


 料理だって、火加減、火のにかける時間が決まっている。

 短くても長くてもダメだ。


「リディア、昨日一緒に作ったものを出して」

「うん」


 リディアさんは昨日、3人で作った液体を出す。

 マーネさんは青色の液体が入った瓶を受け取ると、大さじ3杯入れる。

 そして、掻き回す。


「これで、いいわね」


 青い丸薬が出来上がる。


「妹の薬ですか?」

「そうよ」

「それじゃ、これを飲めば」

「治るわよ」


 わたしの治療魔法は不要みたいだ。

 マーネさんの薬で治るなら、出番はなくていい。


「マーネさん、ありがとうございます」

「お礼は早いわよ。もう一つ薬を作らないといけないから」

「もう一つ?」

「リディア約束して。話を聞いても、暴れないって」


 マーネさんが真剣な表情で言う。


「それはどういう意味?」

「わたしが叩き潰すって約束するから」


 マーネさんは椅子から立ち上がるとリディアさんの手を握る。


「よく分からないけど、約束を守ります」

「いい子ね」


 マーネさんはリディアさんの手を離すと、椅子に座り直す。


「あの子は毒を飲まされていたわ」

「毒!?」


 そういえば、初めにエストさんが飲んでいた薬を、なにかの液体に入れて、調べていた。


「なんの成分が入っているか確認をしたんだけど。毒物、体に影響が出る効果が出るものが入っていたわ」


 リディアさんが動く。


「ユナ、止めて」


 わたしはリディアさんの腕を掴む。


「離して」

「リディア、約束したでしょう」

「でも」

「最後まで話を聞きなさい」


 リディアさんの力が抜ける。


「毒と言っても死に至るわけじゃないわ。あの赤いボツボツは薬によって作られたものなのよ」

「薬?」

「リディア、よく思い出して。初めは熱だけじゃなかった?」


 リディアさんは考え始める。


「そうだったかも」

「病気は本当。でも、赤いボツボツは違う。あれは仕組まれたこと。熱を冷ませる薬に混ぜてあったわ」

「なんで、そんなことを」

「長期の薬代を貰うためね」

「そんなことのために」

「リディアとゼクトの話を聞くだけでも、お金に汚い人だと思っていたわ」


 確かに、リディアさんたちが採取してきた薬草を安く買い叩いていたらしい。


「リディアは、騙されていたのよ」


 リディアさんの手に力が入る。


「薬師としてはやってはいけないこと。悔しいと思うかもしれないけど、リディアはなにもしないで」

「そんな、妹が苦しんでいたのは、あいつのせいなのに」

「わたしが叩き潰すって、約束する」

「……マーネさん」


 リディアさんの腕の力が抜ける。


「一応、確認だけど。あなたは知っていたのかしら?」


 マーネさんが男を見る。


「知りません。ただ、いい金づると聞いていただけです。だから、彼女や家族がが店に来ても追い返せと」


 久ぶりにムカついてきた。


「ねえ、マーネさん。わたしが殴ってもいい?」

「ダメよ。あなたが殴ったら、死んじゃうわよ」

「腕や足の一本なら、折ってもいいんじゃない?」

「とにかくダメよ。これはわたしの役目」


 そして、マーネさんは赤いボツボツに対する薬も作った。


「部屋を貸してくれて、ありがとう。薬ができたわ」

「マーネ先生に使っていただき、光栄です」

「部屋は片づけなさい」


 だから、マーネさんの部屋も汚かったよね。

 人のこと言えないよね。


「ああ、それと、今日のことを誰かに話したら……」

「言いません」

「別に言ってもいいのよ。そのときは、死んだほうがいいと思うぐらいに後悔させてあげるから」

「絶対に言いません! 自分にできることがあったら、言ってください」

「物分かりがいい生徒で嬉しいわ」

「ありがとうございます」


 男性は頭を下げる。

 商業ギルドのギルマスもマーネさんの言いなりだったけど、もしかしてマーネさんって、怖い先生だった?



申し訳ありません。一日遅れました。(次回も遅れるかもしれません。なかなか纏まらなくて)

とりあえず、薬の完成です。


外伝3巻12/20発売日予定


※投稿日は4日ごとにさせていただきます。

※休みをいただく場合はあとがきに、急遽、投稿ができない場合は活動報告やX(旧Twitter)で連絡させていただきます。(できなかったらすみません)

※PASH UPにて「くまクマ熊ベアー」コミカライズ128話(11/13)公開中(ニコニコ漫画123話公開中)

※PASH UPにて「くまクマ熊ベアー」外伝20話(9/25)公開中(ニコニコ漫画17話公開中)

お時間がありましたら、コミカライズもよろしくお願いします。


【くまクマ熊ベアー発売予定】

書籍20.5巻 2024年5月2日発売しました。(次巻、21巻予定、作業中)

コミカライズ12巻 2024年8月3日に発売しました。(次巻、13巻発売日未定)

コミカライズ外伝 2巻 2024年3月5日発売しました。(次巻、3巻12/20発売日予定)

文庫版11巻 2024年10月4日発売しました。(表紙のユナとシュリのBIGアクリルスタンドプレゼントキャンペーン応募締め切り2025年1月20日、抽選で20名様にプレゼント)(次巻、12巻発売日未定)


※誤字を報告をしてくださっている皆様、いつも、ありがとうございます。

 一部の漢字の修正については、書籍に合わせさせていただいていますので、修正していないところがありますが、ご了承ください。

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