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キムタクはなぜジャニーズに残ったのか 元ジャニーズ所属タレント・平本淳也

ジュリーさんは生まれたときから「帝王学」を叩き込まれているような存在で、ジャニーさん、メリーさんとは違う新しい「経営」を試みようとしている。今回の一件で、ジャニーズが崩壊するとか潰れるわけはなく、芸能界での立場がかなり遜色されるという懸念の方が大きい。

これまでのジャニーズは「帝国」であって、ジャニーさんは「帝王」だった。それが赤西くん(仁・元KAT-TUN)みたいに自分の都合で「やりたいことあるから脱退します」みたいな人が出てきた。80年代のジャニーズではとても言えなかったことです。自分がどうしてもなりたくてなった「アイドル」を自分から辞めるなんて有り得なかったし、事務所から肩を叩かれて「もうしようがないな…」ってところまでやって、ようやく出ていくのが当たり前だった。80年代のアイドルは、「僕は給与明細なんて見たことがありません」ってぐらいにお金をもらっていないので、辞めたくても辞められなかったんです。

キムタクはなぜ残ったのか

もし、4人が辞めることになれば、「SMAP」という形は難しくなる。ジャニーズが容認して4人は違うところで、木村くんはこちらでっていうのは有り得ない。ジャニーズは必ず「SMAP」を消滅させます。かつて、森(且行)くんが辞めたとき、メリーさんは「森? 誰それ? そんな子、最初っからいなかったでしょ。SMAPは最初から5人よ」ってマスコミに言ったことがあります。

ただ、NHK紅白歌合戦の司会を6回もした中居くんについては、ジャニーズだって本当は手放したくないでしょう。中居くんは「ジャニーズに一生いるよ」と公言していたぐらいだし、内々の飲み会や誕生会のイベントでも必ず中心人物になる。

その中居くんが辞めるっていうのが、僕にとっては一番驚いた。中居くんは去らずとも木村くんは去るだろうと。木村くんは普通に考えて「ジャニーズにいた方が得策だな」という単純な考えで残留を決めたんだと思います。木村くんは俳優として名高く活躍してきたけど、まだ大河ドラマの主役をやったことがないんです。木村くんはとにかく大河の主役がやりたい。ただ、この1、2年数字が取れなくなってきて「これちょっとまずいな…」ってとこで仕方なく、映画「HERO」を木村くんに持ってきた。こんなことが出来るのがジャニーズなんです。映画では中居くんの方が「模倣犯」にしても「私は貝になりたい」にしても、当たった実績がある。そういう意味で木村くんは今、とても微妙な立場です。天下の木村拓哉といえども、例えば一人で東京ドームを満席にする福山雅治に比べると、やはり小さい存在なわけです。木村くんは自分がそういう立場であることをもちろん分かっていますよ。

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