女優、橋本環奈がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「おむすび」(月~土曜前8・0)。橋本演じる福岡県の糸島で育ったギャルの米田結が、栄養士となり、現代人が抱える問題を食の知識とコミュ力で解決していくオリジナル作品だ。公式インスタグラムが4日更新され、神戸のさくら通り商店街で総菜店を開いていた佐久間美佐江(キムラ緑子)の一家が、阪神・淡路大震災で被災した後、なぜパン店に衣替えして店を開いたか結に説明するシーンの画像が投稿された。
★以下ネタバレあり
投稿文では「前を向くためになんでもよかった。そんな風に先駆けとなってくれる存在が、復興には不可欠なのかもしれません」「笑顔が印象的な佐久間夫妻にも、立ち上がるために苦労の日々がありました。いつも明るく優しい美佐江さんが隠していた、人に見せない心の傷を知った結でした」とつづられている。
放送では、商店街の防災訓練での炊き出し隊長に任命された結が、美佐江のパン店を〝炊き出しの中間報告〟といって訪れる。本当の理由は、商店街で靴店を営む靴職人・渡辺孝雄(緒形直人)と美佐江の仲が悪くなってしまっており、その理由を知りたいと考えたからだ。
美佐江によると、夫・義之(宇仁菅真)は震災後にこの店を開くまでパンなど焼いたことがなかったのだという。店替えの理由は「何でもよかったんよ、あんときは」と美佐江。周囲のみんながうつむいて暗かった。だが「下向いとっても何も変わらへん。ため息ついとっても1銭も入ってこうへん。せやからうちの人にハッパかけたんよ。もうお総菜屋なくなってんから、パン屋でもやろかーいうて」という。
「でも、パンの匂いをかぐと、何や幸せな気持ちにならへん?」と話す美佐江に、結もうなずく。美佐江たちは銀行から資金を借りて、商店街で真っ先に店を建て直した。徐々に他の人も続いていった。だが、孝雄だけは変わらずにうつむいたままだった。
娘の真紀(大島美優)の死をずっと引きずって前を向こうとしない孝雄。だが、美佐江も兄夫婦を震災で亡くしており、ほかにも家族を失った人たちはいる。娘の墓参りをしているだけで辛気臭いと、美佐江が孝雄を評する言葉には容赦がない。結は2人の仲直りを提案するが、美佐江は「悲しんどって戻ってくるんやったらなんぼでも泣くわ。せやけど、死んだ人はもう戻ってこうへん。うちらは生きなあかんねん。せやからな、あの人みとうとイライラすんねん」と話す、といったシーンが描かれた。
朝ドラファンからは「私は妹も娘、両親も亡くしました…だから、緑子さんの気持ちもわかります。でも、娘と兄妹では、重さが違いますよ…」「美佐江さんの人情味あふれるお芝居がとても良いです。身内を亡くした悲しみを新店舗を作ることで奮い立たせたんでしょうね…。立ち直り方は一つじゃないんですよね」「美佐江さんの気持ちも痛いほどわかる」「佐久間夫妻の事も深く知れた回でした」といった声があがっている。
また、美佐江の夫を演じている宇仁菅は、NHK教育の子供番組「ストレッチマン」に出演していた初代ストレッチマン。それに気づいた視聴者からは「ストレッチマンレジェンドの笑顔に癒される♡」「ストレッチマン、白も似合う」「ストレッチマンの声が聞けて良かった」といった感想も寄せられている。