ロシア衛生当局 “太平洋でとれた魚 放射性物質は基準値以下”

東京電力福島第一原子力発電所にたまる処理水の海への放出に関連して、ロシアの衛生当局は太平洋でとれた魚を調べた結果、放射性物質は基準値以下だったなどと発表しました。日本側はロシア側に対し、日本産水産物の輸入規制の撤廃を求めていくとしています。

福島第一原発にたまる処理水の海への放出を受けて、ロシアは、去年10月から日本産水産物の輸入を規制しています。

ロシアの衛生当局は6日、ことし、太平洋でとれたスケソウダラやサケなどの魚について、112のサンプルで放射性物質のセシウム137とストロンチウム190の含有量を調べた結果、放射性物質は基準値以下だったと発表しました。

また、日本海の海水の調査でも放射性物質は基準値を超えていなかったとしています。

処理水の海への放出をめぐっては、ロシアの国立研究機関が、ことし8月、日本周辺の海水を調査した結果、放射性物質の量は基準値を大幅に下回っていたなどとする報告書を公表しています。

モスクワに駐在する日本の武藤大使はNHKの取材に対し、5日にロシアの衛生当局のダンクベルト長官と会談し、日本産水産物の輸入規制を早期に撤廃するよう申し入れたことを明らかにした上で「引き続き、撤廃をロシア側に粘り強く働きかけていきたい」と述べました。

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