中国人向けビザ、政府が発給要件緩和へ 往来拡大後押し
日本政府は中国人が日本を訪れる際に求める査証(ビザ)の発給要件を緩和する調整に入った。ビザ申請に必要な手続きの一部を簡素化する。日中は経済分野を中心に関係改善を進めており、人的往来の拡大につなげる。
外務省や法務省、警察庁など関係省庁が近く議論し、ビザ申請時に必要な提出書類の見直しなど新たな対応を決める。岩屋毅外相は年内の訪中を検討しており、その際に中国側とビザをめぐって協議する見通しだ。
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(更新)- 風早隆弘UBS証券 シニアアナリスト/コンシューマー・セクター ジャパン・ヘッドひとこと解説
本記事でも、中国から旅行者にとって日本が人気のある行き先になっている点が書かれていました。 一方で、アジア諸国の中には、中国からの旅行者獲得に向けて、政府が積極的に取り組んでいるところもあります。実際に10月21日から27日の中国からの国際線の旅客便数の19年比をみていると、全体が80%となっている中で、日本は83%ですが、韓国は87%、シンガポールは114%、マレーシアは121%と先行しています。今回のビザ緩和が、中国からの訪日客数の増加に実効性を持つものになるのか、 観光立国を目指すのであれば、総合的な魅力度で、中国からの旅行者の争奪戦で、他のアジア諸国に対して敗退できないことは確かです。
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