5日、淑明女子大学で声明文を読み上げる学生ら(c)news1
5日、淑明女子大学で声明文を読み上げる学生ら(c)news1

【12月06日 KOREA WAVE】韓国のユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領の「非常戒厳」宣言に対する批判が全国の大学に広がりを見せ、学生たちによる「ユン大統領退陣」を求める声明が相次いでいる。さらに、学生総会の開催や大学間連携を通じた抗議行動も進められており、大学生たちの声が韓国社会に影響を与えつつある。

5日だけで、建国大学、梨花女子大学、弘益大学、ソウル女子大学、淑明女子大学、仁川大学の学生らが非常戒厳を批判する声明を発表した。

梨花女子大学の総学生会と学生230人はソウル市西大門区の大学正門前で「解放の梨花、民主主義と解放の歴史を守り抜こう」と題した声明文を読み上げた。学生たちは「ユン大統領は非常戒厳令発令により、血と涙で築かれた民主主義を破壊した」とし、「大統領自身が反国家勢力であり、国民の手で裁かれるべきだ」と糾弾した。

弘益大学でも、学生約20人が参加し、再学生168人の連名による声明を発表。声明では「20代の支持率が6%まで低下した大統領が国民の声を無視し、独裁的な政治を続けている」と批判し、「国民に耳を閉ざした尹政権を退陣させなければならない」と述べた。

ソウル女子大学では、学生約300人が集まり、「国会を封鎖し、国民に銃を向けた行為は大統領による国家内乱罪である」と非難した。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News