伊藤はアイドルの頃から両国国技館立って頭突きかましてたんだけどね(2013年8月DDT参照)、あの時国技館全体から沸き出た伊藤コールでクソ気持ち良くなったせいでプロレスラーになってると思う。これは今も大切な思い出で、国技館は大切な場所。だって天神ベストホールで伊藤コールをおこせなかったアイドルが両国国技館で伊藤コール起こせたんだよ。
でも伊藤、絶対プロレスラーになりたくなかった。可愛い子はプロレスラーにならないと思ってたからね。自分が可愛くないとか絶対認めたくなかったもん。
でも結局、プロレスに流れ着いた。
伊藤はここに流れ着いたことを人生の汚点だとかは全く思ってない。
実は伊藤が可愛くなくてアイドルをクビになったのなら、伊藤はリングで世界一可愛いのは伊藤だと叫んでやろうと思った。運動ができなかったからずっと悔しい思いをしてきたけど、お前より上にいくという意味で中指を立てた。
数えきれないほど中指を立て続け、世界一可愛いのは伊藤だと叫び続け、気付いたらバイトをしなくても生活できるようになった。家族に東京旅行のプレゼントもした。海外では歩いていたらマキイトウ?と声をかけられることもでてきた。
まだまだ夢はあるけど、たくさん夢が叶った。
それなのに1つだけ、最近の伊藤には昔の伊藤に負けてる感覚がある。
経済的にも技術的にもビジュアル的にも勝ってるのに、必死さがない。必死さで負けてる。どうすればその感覚が沸き出るかわからなかった。
何か訓練をしてその感覚が沸き出るようコントロールできるようになったとしても、それはエンタメ上の必死で、本当の意味での必死ではない。伊藤が言ってるのは本当の意味での必死。
それって多分、沸き出してくれる人に出会うしかないんだと思う。
今回の両国国技館での鈴木みのるvs伊藤麻希は、もともとシングルマッチの予定ではなかったけど、来るべくして来た機会なのかもしれないと思い始めてる。
原点に帰る試合になるんじゃないかな。舞台は初めて気持ち良い感覚を味わせてくれた両国国技館だし。
ツインテールはボロボロになると思う。立ち上がれないかもしれない。正直痛みが想像できなくて怖い。めちゃくちゃ応援してほしい。
でも実は少し、絶望から生まれる伊藤麻希が楽しみだったりする。潰されたら潰されるほど沸き上がるあの感覚。鈴木みのるにも、昔の伊藤にも、負けたくない。
まあ、鈴木みのるにとっては数ある内の一つの試合だと思うけど…
伊藤にとっては世界で唯一の試合で、世界一の試合。