10月、金沢市で車が電柱に衝突し乗っていた男子大学生が死亡した事故で、危険運転致死傷の疑いで送致された当時18歳の特定少年の男について、金沢家庭裁判所は検察官に送り返す逆送を決定しました。
10月16日、金沢市東蚊爪町で軽乗用車が道路わきの電柱に衝突した事故では、後ろの座席に乗っていた男子大学生1人が死亡、もう1人の男性も大けがをしました。

金沢地検は金沢市に住む当時18歳の専門学校生の男を制御が困難なスピードで車を運転したとして、危険運転致死傷の疑いで金沢家庭裁判所に送致していました。
裁判所は、制限速度が時速40キロの道路を事故当時およそ90キロで走行していたと認定の上、「危険性や結果の重大性などから、少年が反省していることを踏まえても刑事処分が相当」とし、12月2日付けで男を検察官に送り返す逆送を決定しました。
今後、起訴されれば公の法廷の場で審理が行われます。