ベトナム人の男 再逮捕 覚醒剤 密輸疑い

 ことし6月、覚醒剤をアメリカから密輸した疑いで、ベトナム人の男が4日、再逮捕されました。

 覚醒剤はパンケーキメーカーに隠していたということです。

 再逮捕されたのは、ベトナム国籍の専門学生グエン・ヴァン・トゥアン容疑者(23)です。

 グエン容疑者は仲間と共謀し、ことし6月、営利目的でアメリカから覚醒剤およそ2キロを隠した小包を、川越市のアパートに発送した疑いが持たれています。

 警察によりますと覚醒剤は袋に入れ黒いテープで巻かれた状態で、パンケーキメーカーに隠されていて、東京税関の職員が見つけたということです。

 末端価格はおよそ1億3200万円相当にのぼるということです。

 グエン容疑者は、ことし10月に合成麻薬であるMDMAを使ったなどとして、逮捕・起訴されていました。

 警察は、捜査に支障があるとしてグエン容疑者の認否を明らかにしていません。

 警察は、共犯者や顧客などがいるとみて捜査しています。

元県議の社会福祉法人理事長 収賄容疑で送検

 越生町の特別養護老人ホームの建設をめぐり、業者側に便宜を図った見返りに現金3300万円を受け取ったとして、逮捕された元県議で社会福祉法人の理事長の男の身柄が4日、さいたま地検に送られました。

 送検されたのは、元県議で社会福祉法人「藤和会」理事長の加藤清容疑者(65)です。

 警察によりますと、加藤容疑者は2020年4月から去年3月ごろ、藤和会が越生町に建設を予定していた特別養護老人ホームの設計や工事監理業務委託に関わる随意契約で、業者選定の際に便宜を図った謝礼として、業者側から現金3300万円を受け取った疑いが持たれています。

 加藤容疑者が受け取ったとされる金は、法人の役員報酬の支払いなどに充てられていたということです。

 また、警察は業務を受注した川口市の設計会社代表、藤間哲容疑者(62)を社会福祉法違反の贈賄の疑いで逮捕・送検しています。

 警察は2人の認否を明らかにしていません。

県が「りんご病」流行警報

 風邪のような症状とともに、ほほに赤い発疹が出る伝染性紅斑いわゆる「りんご病」の患者が基準値を超えたことから、県は4日、流行警報を発令しました。

 発令は2015年以来、9年7か月ぶりです。

 県感染症対策課によりますと、11月25日から12月1日までの1週間に、県内で指定した164の医療機関から報告された「りんご病」の患者数は1医療機関あたり3.49人でした。

 国は流行警報の基準を1医療機関あたり2人と定めていて、基準を超えたため県は4日、警報を発令しました。

 警報の発令は2015年5月以来9年7か月ぶりで、1医療機関当たりの患者数は、県が統計を開始した1999年以降、最多です。

 感染者のほとんどが14歳以下の子どもでした。

 「りんご病」の感染経路は、患者の咳やくしゃみなどによる飛沫感染と、ウイルスがついた手で口や鼻などの粘膜に触れることによる接触感染です。

 県は手洗いやうがい、マスクの着用といった感染予防に努めるとともに、体調が悪くなった場合は早めに医療機関を受診するよう呼びかけています。

県民満足度調査 DX「知らない」が8割超

 県が今年度に実施した県政に対する満足度調査で、県が取り組む「DXの推進」について「知らない」と回答した県民が85パーセントを超えました。

 調査はことし6月19日から7月17日にかけて、県内に住む満18歳以上のあわせて5000人を無作為に抽出して行われ、回答率は51.4パーセントでした。

 それによりますと「県の政策全般への満足度」は「満足している」と「ある程度満足している」をあわせて57.1パーセントで、前の年度にくらべ2.9ポイント下がりました。

 県が5か年計画で掲げている12の針路で満足度が最も高かったのは「豊かな自然と共生する社会の実現」で65.2パーセントでした。

 次いで「災害・危機に強い埼玉の構築」が60.8パーセントとなりました。

 満足度が最も低かったのは「儲かる農林業の推進」で43.3パーセントでした。

 また、重要度で最も高かったのは「介護医療体制充実」で50.6パーセントでした。

 一方、県が推進するDX=デジタルトランスフォーメーションについて「あまり知らない」と「全く知らない」をあわせると85.4パーセントにのぼりました。

 DXの推進で期待する効果で最も高かったのは「行政手続きや公共サービスの利便性向上」で74.0パーセントでした。

 県は今後、行政手続きのオンライン化が進むことで、「よりDXを実感できるのではないか」としたうえで「PRに力を入れたい」と話しています。

狭山茶品評会で農林水産大臣賞受賞 所沢市長に報告

 ことし9月に開かれた狭山茶の品評会で、最高賞にあたる農林水産大臣賞を受賞した所沢市茶業協会の新井真一郎さんが小野塚市長に受賞を報告しました。

 新井さんは、ことし9月入間市で開かれた県内で生産された狭山茶の品評会で、出品された57点のうち最高賞の一等一位と農林水産大臣賞を受賞しました。

 品評会では色や香りなど4項目200点満点で審査が行われ、新井さんは満点を獲得しました。

 また、新井さんは主に関東地方の茶農家で、茶のできばえを競う大会で仕上茶普通煎茶の部で最優秀賞と農林水産大臣賞を受賞しています。

 小野塚市長は「所沢にとって狭山茶は重要な産物。国内のみならず世界に広く知ってもらいたい」と狭山茶の魅力発信に期待を込めていました。

カピバラ 温泉での~んびり

 狭山市にある智光山公園こども動物園では、この時期、カピバラたちがのんびりと温泉に浸かり寒さを凌ぐ愛らしい姿を楽しむことができます。

 カピバラは南米に生息するため寒さに弱く、冬は水に入るのが苦手なため、動物園ではカピバラが快適に過ごせるようにと、この時期は温泉にしています。

 カピバラの温泉は動物園の近くにある温泉施設から提供された天然温泉の源泉で、のんびりと浸かりながら気持ち良さそうな表情を浮かべていました。

 カピバラの温泉は、来年2月末まで行われるということです。