「オカマ」は差別用語なのかという論点なんですが、それは「文脈による」としか言いようがないんですよね。
「オカマ」「同性愛者」「ゲイ」「ホモ」等はそれぞれ微妙なニュアンスの違いがありつつも雑に同じものとして扱われがちです。
例えば「自分はオカマではなくゲイ」と自認している人物に対して「オカマ」呼びをするのは問答無用でアウトといって良いと思います。
一方で「自分はゲイではなくオカマなんだ」と主張する人が一定数いて、とくに「オカマ」というのをポジティブな意味で使用する人がいます。これは悪口で使われていた「クィア」というワードをあえて自称するというマインドと同種のものです。「オカマ」にプライドを持っている人に対して「オカマ」を使うのはなんの問題もありません。この場合、むしろ「オカマと呼んではいけない」という指摘をする側のほうが「オカマ」を見下していて差別的ですらあります。