繰り下がりの多い引き算は、筆算を使ってもなかなか面倒なものです。
しかし工夫次第で、繰り下がりのある引き算でも暗算できるとしたら?
今回の問題に挑戦して、繰り下がりあり引き算の暗算方法を確かめてみましょう。
問題
次の計算を暗算でしてください。
802−495
※制限時間は5秒です。
解答
正解は、「307」です。
制限時間オーバーになってしまった人は、ぜひ次の「ポイント」をご覧ください。
繰り下がりのある引き算の暗算方法を具体的に紹介しています。
ポイント
この問題のポイントは、「引きやすい数にしてから引くこと」です。
繰り下がりのある引き算が暗算しづらいなら、引く数を繰り下がりのない形に変換してしまいましょう。
例えば495と近い数で802から引いても繰り下がりが起きない切りのよい数といえば、500があります。
そこで495の代わりに500を引いてみましょう。
802−495→802−500
802−500は繰り下がりがないので、802−495に比べてずっと引きやすいですね。
もちろん、495を引くことと500を引くことは違うので、もとの問題とは答えがずれてしまいます。
そこで、次に、どのぐらいのずれを修正すればよいのかを考えます。
500と495の差は5ですから、495の代わりに500を引くと、もとの式よりも5だけ多くの数を引いていることになります。
そこで、この差分を後で足してあげます。
具体的には次のようにします。
802−495
=802−500+(500−495)←500と495の差を後で足す
=802−500+5
=302+5
=307
このような形で繰り下がりを回避すれば、暗算でもスピーディーに答えが出せます。
なお、このような引き算の工夫はインド式計算法の一種として知られています。
まとめ
今回は、繰り下がりのある引き算を繰り下がりのない形に変換する暗算方法を紹介しました。
繰り下がりの引き算を見たときは、ぜひ使ってみてくださいね。
※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。
文(編集):VY
数学とIT技術学習が趣味のWebライター。実用数学技能検定2級と数学教員免許を取得後、家庭教師や学習支援スタッフとして数学指導を行ってきた。文系と理系の別、年齢にとらわれない、誰でも楽しめる数学解説作成を目指している。