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大統領室室長と首席秘書官が辞意表明 非常戒厳解除を受け

【動画】韓国・ソウルの国会議事堂周辺で混乱がみられた=太田成美撮影
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 韓国の尹錫悦(ユンソンニョル)大統領は3日夜、「自由憲政秩序を守るために非常戒厳を宣布する」と述べました。これを受けて戒厳司令官が一切の政治活動などを禁じる布告令を出しましたが、4日未明、尹氏は一転して、非常戒厳を解除する方針を表明しました。韓国で何が起きているのか。タイムラインで速報します。

■■■12月4日(日本時間)の動き■■■

12:20(ワシントン3日22:20)

米韓の「核協議グループ」会合などを延期 米国防総省

 米国防総省は、今週ワシントンで開催予定だった、米韓政府が米国の核戦力の運用などを話し合う「核協議グループ」の会合と机上演習を延期することを明らかにした。韓国の尹錫悦(ユンソンニョル)大統領が3日、非常戒厳を宣布したことを受けた措置とみられる。

 会合などは4日から2日間の予定だった。米国防総省当局者は取材に対し「新たな日程は決まっていない」と述べた。

 バイデン米大統領と尹氏は2023年4月に会談。核兵器を含む米国の戦力を背景に韓国への攻撃を思いとどまらせる「拡大抑止」を強化するため、核協議グループの新設を決めていた。

10:08

韓国の民主労総が無期限ゼネスト実施を発表 尹政権の退陣求め

 韓国の全国民主労働組合総連盟(民主労総)は4日、記者会見を開き、尹錫悦(ユンソンニョル)政権が退陣するまで無期限のゼネラルストライキを実施すると発表した。韓国の聯合ニュースが報じた。国民の先頭に立って、尹政権の即刻退陣に向け闘争する構えを示したという。

09:58

室長と首席秘書官が辞意を表明

 韓国の聯合ニュースは4日、尹錫悦(ユンソンニョル)大統領の「非常戒厳」宣布と解除を受け、大統領室の室長と首席秘書官が一斉に辞意を表明したと報じた。4日午前に秘書室長の主宰で開かれた首席秘書官会議で、辞意表明で一致したという。

09:50

石破首相「特段かつ重大な関心をもって注視」

 韓国の尹錫悦(ユンソンニョル)大統領が「非常戒厳」を宣布し、その後解除したことを受け、石破茂首相は「他国の内政について申し上げる立場にない」としたうえで、「特段かつ重大な関心をもって注視をしている」と語った。首相官邸で記者団の取材に応じた。

 首相は、在留邦人の安全確保のため、注意喚起の領事メールを出すなどの対応をとっていると説明。「在留邦人の安全については、引き続き万全を期す」と語った。現時点ではけが人などの被害情報はないという。

09:50

米国務長官、解除表明を「歓迎する」

 ブリンケン米国務長官は、韓国の尹錫悦(ユンソンニョル)大統領が「非常戒厳」の解除を表明したことを受け、「韓国憲法に従い、非常戒厳の宣布を撤回するとした尹大統領の発言を歓迎する」との声明を出した。

 ブリンケン氏は米国が過去24時間、韓国情勢を注視してきたと説明。「政治的な意見の違いが平和的に、法の支配に従って解決されることを引き続き期待する」と述べた。また民主主義と法の支配という共通の原則に基づく米韓同盟を支持する、との姿勢も改めて示した。

09:30

中谷防衛相「大きな驚き、事態の推移を注視する」

 韓国の尹錫悦(ユンソンニョル)大統領が「非常戒厳」を宣布し、その後解除したことを受け、中谷元防衛相は省内で記者団の取材に応じ、「大変、大きな驚きを持って受け止めている。特段の関心を持ちながら、情勢、事態の推移を注視していく」と述べた。

 中谷氏は10月の就任後、訪韓への意欲を示してきた。影響を問われると、「今後の事態の推移を注視してまいりたい」と述べるにとどめた。

07:00(ニューヨーク3日17:00)

韓国ウォン下落、解除方針後にやや値を戻す

 3日のニューヨーク外国為替市場で、韓国の通貨ウォンがドルに対して大きく下落して一時、約2年ぶりの安値水準をつけた。韓国の尹錫悦(ユンソンニョル)大統領が日本時間の3日夜、「非常戒厳を宣布する」と述べたことで、今後の情勢への懸念が拡大。一時、2.7%ほど急落して1ドル=1440ウォン台をつけた。

 「非常戒厳」の解除方針が示された後はやや値を戻し、米東部時間3日午後5時(日本時間4日午前7時)ごろには、1ドル=1415ウォン前後で取引された。

 米メディアによると、中央銀行の韓国銀行は現地時間の4日午前に臨時の会合を開き、今後の対応を協議するという。

04:28(ワシントン3日16:30)

米「撤回に安堵」

 韓国の尹錫悦(ユンソンニョル)大統領が「非常戒厳」の解除方針を示したことを受け、米国家安全保障会議(NSC)の報道担当者は「尹大統領が非常戒厳の宣布を撤回し、国会の議決を尊重したことに安堵(あんど)している」と述べた。朝日新聞の取材に答えた。「民主主義は米韓同盟の基盤であり、我々は引き続き状況を監視する」との考えも示した。

 米国防総省のライダー報道官は3日の会見で、米韓の軍同士でも連絡を取ってきたと説明。在韓米軍の態勢に変更はないとも述べた。

04:28

韓国野党「直ちに下野を」、与党代表「国防相解任を」

 韓国の進歩(革新)系野党・…

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    阿部藹
    (琉球大学客員研究員・IAm共同代表)
    2024年12月4日7時56分 投稿
    【視点】

    民主主義はこうして守るのだ、ということを隣国の市民やメディア、国会議員、議員補佐官に改めて学ばせてもらった。しかし隣国の大統領が非常戒厳を宣布するという非常事態そして政治的危機を前に、日本のテレビ各局の反応は鈍く、リアルタイムではほとんど取

    …続きを読む
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    藤田直央
    (朝日新聞編集委員=政治、外交、憲法)
    2024年12月4日8時27分 投稿
    【視点】

    国家が緊急事態に非常措置を取る「国家緊急権」のあり方は国によって様々ですが、国家の根幹である人権保障と相反しかねないので、明確な規定と慎重な運用が求められます。民主主義の韓国において、軍隊を出動させ政治活動を禁じる「非常戒厳」という強烈な形

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