「なぜ学費を脅し文句に」 大学非常勤講師の労組がベア求め、相次ぎストライキ通告 賃金据え置き、雇い止め

2024年12月4日 06時00分 会員限定記事
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 大学が非常勤講師のベースアップ(ベア)に応じないなどとして東海大(東京都渋谷区)と桜美林大(町田市)の教職員組合が、授業のストライキを通告した。非常勤講師を巡っては近年、無期雇用への転換や、雇い止めの撤回を求める訴訟も相次ぐ。実質的に据え置かれてきた賃金と不安定な雇用の中、声を上げた教員の思いを聞いた。(西田直晃)

◆専任教員の3分の1以下「雇用の調整弁のよう」

 「大学の財政状況は超が付く黒字のはずだ。生活苦にあえぐ教員のためにベアを求めたい」
 「こちら特報部」の取材にこう話すのは、東海大教職員組合の佐々木信吾執行委員長。11月、大学等教職員組合桜美林分会の槌田和美代表とともに、スト通告の記者会見に臨んだ。

記者会見する東海大教職員組合の佐々木信吾執行委員長(左)、大学等教職員組合桜美林分会の槌田和美代表(右)ら=11月21日、東京都内で(東海大教職員組合提供)

 両組合はそれぞれの大学に対し、定期昇給がない非常勤講師の「15%のベア」を求めている。併せて専任教職員の「10%以上のベア」も求めた。要求が拒絶されれば、今月9~12日の間、東海大は神奈川県平塚市や静岡市のキャンパスで、桜美林大は町田市のキャンパスで、それぞれ1~3人の非常勤講師が授業の一部でストを実施する。
 東海大でのストライキは昨年12月に続く2回目で、今年は団体交渉は開催されなかった。組合によると、1コマ当たりの非常勤講師の基本給は他の私大の7~9割程度という。
 桜美林大では今年2度の団体交渉を経たが、1.2%のベアと専任教職員と一律の一時金1万円支給という回答に対し、スト通告に踏み切った。槌田氏は「2019年度から1コマの授業時間が100分に拡大されたが、10分増えた分の賃金が支払われたのはその年だけだった。事実上の賃下...

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