島田市の病院で中学生死亡 遺族が看護師など刑事告訴

ことし3月、島田市の病院に入院中だった当時15歳の男子中学生が人工呼吸器のチューブが外れたまま病院側が気づかず死亡した医療事故をめぐり、遺族は、病院側が注意義務を怠った業務上過失致死の疑いがあるとして看護師など5人を刑事告訴しました。

遺族の弁護士によりますと、男子中学生は2年前の9月に、発熱や吐き気を訴えて島田市立総合医療センターに救急搬送され、脳の病気と診断されましたが、その後、意識障害によって自発呼吸ができなくなり、人工呼吸器をつけて入院中だったということです。
しかし、ことし3月、病室で人工呼吸器のチューブが外れてしまい、そのまま放置され、呼吸停止によって亡くなったということです。
病院側が気付くまでに、異常を知らせるアラームがおよそ10分間にあわせて6回鳴りましたが、アラームが鳴ることが常態化していたため、ナースセンターにいた看護師は放置していたということです。
亡くなった中学生の両親は看護師と病棟の管理者あわせて5人について、注意義務を怠った業務上過失致死の疑いがあるとして3日、警察に告訴状を提出し、受理されたということです。
静岡市内で会見した青山雅幸弁護士は「アラームが鳴ってすぐに対応していれば救命可能だったのに怠った。あまりにも悪質で重大な事案だ」と話していました。
両親は弁護士を通じて「あってはならない重大な落ち度によって大切な息子の命が失われてしまった。隠すのではなく、きちんと公表した上で正式に謝罪するのが当たり前のことと思います」とするコメントを発表しました。
島田市立総合医療センターはNHKの取材に「告訴の内容を把握していないのでコメントは差し控える。捜査には最大限協力する」としています。

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