Oasis Managementとは。
直近で島忠、東京ドームとCorporate Actionが続き、そんな中でにわかに注目を集めているのがOasia Managementという香港をベースにするヘッジファンドだ。実は、ここの親分であるSeth Fisherと僕とはかなり協業した仲であった。中には、H.I.Sの澤田さんも嵌められたリクルート株の300億円のトレードの件もあったが笑。
とはいえ、世間一般で恐らく誤解されているSethについて、非常に表面的に触れる良いチャンスかなと思った。
現在のOasis Manegemnetの大口報告は主に以下の銘柄。
3098 ココカラファイン
8184 島忠(ほぼExit)
6736 サン電子
9681 東京ドーム
6707 サンケン電気
僕がSethと初めて出会ったのは2014年であった。彼は敬虔なユダヤ教で、事あるごとにそれこそ1ヶ月に1回は母国であるイスラエルに帰っていた感覚だ。最初に言いたいのは、彼は世間一般の無茶な要求をするアクティビストとは随分と異なる。人の意見を凄く良く聞く。それこそ、こちらが日本人感覚として、“その人の意見を聞かなくても良いでしょ“と考えるような場面でも、内心や彼の話しから得たいtake awayはともかく、しっかりと人の意見を聞くのだ。そして、瞬時に非常にロジカルにものを考える。この瞬時にロジカルというのが、また日本人にはあり得ない感覚だ。外人の中でも圧倒的であった。そして、記憶力が半端ではない。誰がいつ、何を言ったかほぼ全て覚えていたなという感覚だ。
ただし、自分に厳しく、人にも厳しくというのはあった。先ずは、彼は非常に運動に熱心であったが、その度合いが半端ではなかった。一方で、これまでいくつものグローバルで大手のヘッジファンドの面接を受けてきたが、Seth以上に本質であり、その面接候補者の実践的なファンダメ能力をその場で試そうとする親分ってのも見たことがない。
投資に関しても彼は本当に一途だ。当時は彼の得意であったCB(転換社債)アーブの全盛期が過ぎて、CBアーブからファンダメチックな投資に転換していた人が多かった中で、ファンダメ重視の僕と出会った訳だ。自分の哲学に対する思いは強い一方で、こちらの言うことは何でも聞く。そして、やりたいようにやらせる。それが彼の凄いところだ。ただし、自分の考えることに関しては、非常に執着心が強く、今でも覚えているのが、香港のセントラル近辺でディナーを終えて帰ろうとしたら、いきなり名前を呼び止められて振り返ったらSethであった。“よう“と挨拶するだけかと思ったら、お互いに酔っ払っている中で“キャッシュ比率の高い企業を並べてどうすれば効率的にそこから投資に結ぶつけられるか考えているから、何かアイデアあったら明日話そう“。こいつは、凄いなと思った。常に投資を考えているのだ。そして、既に2014年から現在の彼のスタイルに至る過程を考えていたのだ。因みに、その後、数ヶ月それについてのみ喋っていたが、どんどん人の意見を吸収するわ、自分で手を動かすわ、それは尊敬に値するものであった。このように、投資についても、自分の哲学を決めたら、その哲学から儲ける為にどうアプローチを確立するのかを徹底的に考えるべきであるが、多くの機関投資家の中でも軽く扱われているのが現実だ。
さて、リクルートの話で最後にしようと思ったが、これについてはあまり話さない方が良いかもしれないし、興味があったら僕と会った時にでもゆっくりお話しします笑


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