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田中宗一郎
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田中宗一郎
@soichiro_tanaka
再定義が生業/編集者/DJ/音楽評論家/snoozerの人/#POPLIFEThePodcast と #thesignpodcast の制作&出演/クラスヌこと レジデントDJ/合言葉はいつだってKEEP COOL BUT CARE
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何度でも言おう。ポップの役割は果てしなく広がる無知と無関心の地平に語りかけることだ。まったく言葉の通じない他者に語りかけようとする意志だ。そのためにもっとも大切なことは、その無知と無関心の荒れ地には、必ず知性と聡明さと良心が潜んでいることを誰よりも信じること。ポップに幸あれ。
この原稿はせめて10万人は読んで欲しいです。なので、おもろい、何かしら価値があると思ったら、誰かに教えてあげて下さい。
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「くるりの一回転」
西野カナが年末のレコード大賞を取って、星野源の“恋”が去年もっとも歌われたポップ・ソングだっていうんだから、J-POPの世界も捨てたもんじゃない。これで2017年前半にSKY-HIやSuchmosのアルバムが広く聴かれるなら、なかなかにご機嫌。と完全に門外漢的な上からの物言い。
配信は聴けなくなる場合もあるんだからフィジカルを買っておくのが一番、なんてのはエゴイスティックなだけのシニシズム。唾棄すべき考え方。だって文化は公共の財産。権利者の持ち物ではない。だからこそ権利者が企業的なコンプライアンス視点から配信停止するのはおかしい。ポイントはそこでしょう?
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SKY-HIとの初対面インタビュー。編集部からは音楽フォルムや引用、固有名詞はなるべく避けて下さいという羽根をもがれるようなリクエストがあったものの、むしろそのおかげで「ラップって?」という読者にも語りかける内容になった気がします。いつかもっと長時間話したいな。
ポップが目指すのは、思想や想いを共有出来る仲間とのコミュニティを強固で揺るぎなく純度の高いものにすることではなく、そのコミュニティの外側に語りかけることだ。言葉の通じない相手にどんな風に語りかけるのか。君の声は届かない。なら、どんな言葉が必要なのか。ポップはただそれを探り続ける。
ノエル・ギャラガー相手で日本語に書き起こされた取材記事の中でおそらく断トツのベスト・インタビュー。どんなジャンルだろうとポップ・カルチャーを楽しむ上での理想的な態度が、ノエルの発言のそこかしこに滲み出している。彼が常にいろんな対象を容赦なくこき下ろすのはこうした態度が大前提が故。
さすがに世も末。この曲を擁護する気持ちは1ミリもないし、優れた音楽ではなく三流の音楽こそが社会によからぬ効果を生んできたという歴史はあるにせよ、あなた達が発した「絶対に許されない歌」という言葉に、紛れもなく正当性があるとあなた達が信じて疑わないでいるという事実が本当に恐ろしい。
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これまで書いたものの中でもっとも長い文章です。黎明期から『THE PIER』に至るまでの、くるりと時代の変遷について。10年後にもくるり音楽を聴きながら読み返してもらえるようなものを目指して書きました。
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「くるりの一回転」
LCDサウンドシステムの2ndアルバムはほぼデヴィッド・ボウイからのパクりで出来ている。ジェームス・マーフィーが初めて自身の最大のヒーロー、ボウイに会った時の「僕はあなたからパクりまくってきたんですよ」という言葉に対するボウイの返答が最高。「盗人からは盗んだりは出来ないよ」。
もし何か本当に成し遂げたいことがあるなら少なくとも10年は時間をかけること。その間に失われるチャンスもある。その度に口惜しい気分が、焦燥が、君を襲うだろう。でも、もしそれで君が潰れてしまうなら、諦めてしまうなら、君が成し遂げたいと思ってたことは、その程度のことだってこと。
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世界で一番嫌いな言葉は「許さない」という感情的な言葉。人間は愚かな生き物で、だからこそ常に間違え続ける。人の最大の特性こそが「間違えること」だと言ってもいい。と同時に「許す」という行為こそが、人が持つもっとも尊く、偉大な力。許す主体をもネガティブな感情の呪縛から解き放つ無限の力。
ディランのリリックに関する良記事。ディランをきちんと聞かずして、少なくともポップ・ソングの批評的な役割りについて語るなかれ。彼が60年代に発見され、その後の50年間決して消費されず、今も自由奔放に活躍している唯一の現役作家である理由の一端が垣間見れるのでは。
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フジで平沢進を観たいという娘の希望を無下にした罪滅ぼしとして、京都音博でナンバーガールを観る機会、メンバーと一緒に写真を撮る機会を設けるという今年一番のミッションを何とか遂行致しました。こちら、タナソーも一緒に入らんと、と向井くんが言ってくれたヴァージョン。ありがとう繁くんたち
チバが書く曲の最大の魅力は、いくつもの解釈に開かれてることだと思いますよ。つまり、正解はないし、どんな風に聴いてもいい。あいつ、よく言ってましたよ。「何でもいいんだよ。酒やシャブきめて暴れようが、何しようが、それぞれが好き勝手に楽しんでくれりゃ、俺はそれだけでいいんだって」つて
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あっしい
@ZgCiIGrujEj8WGE
ROSSOの「シャロン」がラブソングだとか冥王星だとか言う解釈をしているのをネットで見てて、「まじかぁ、、」ってなったわ、、、。
まず、「SNOOZER」にてはっきりと「イスラエルのシャロン首相の歌」と掲載されてます。チバさん本人は言ってませんが、近しいタナソウさんの雑誌です。
嵐のLove so sweatに沸く我が家。やっぱいい曲。2007年かあ。確かにコーラス前の転調が当時のJ感ある。2010年後辺りに嵐とAKB48が年間シングルチャートを席巻していた頃はどうなってんの?と思ったものだけど、今年日本で作られたメインストームの曲に比べりゃ、どの曲もしっかりしてたと思ったり。
世の中に何かしらの不条理や不正があった場合、それについて考え、行動し、発言することは大切です。ただ、それについて沈黙している人を悪と決めつけるのは間違っている。それぞれの立場と思惑がある。もしかすると、我々の見えない場所でその人にしか出来ない努力を払っている場合だってあるのです。
Suchmosサッカー曲、「血を流さぬように歌おうぜメロディ 自由のメロディ手にとるのはギター 最新型のセオリー」ってリリックの後に「We never take any arms」というラインがさりげに忍ばせてあるのが最高にクール。メッセージがエモいのはダメ。さりげでクールじゃないと。
言葉を失いそうだからこそ敢えて書く。安易な賞賛を拒むかのような摩訶不思議で、とらえどころのない圧倒的な実験作『★』を残しての永眠。最後までアートとは疑問を呈することというテーゼを貫き通した。アーティストという言葉は彼のためにある。
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David Bowie Official
@DavidBowieReal
January 10 2016 - David Bowie died peacefully today surrounded by his family after a courageous 18 month battle... fb.me/3Nmmc2QmB
あなたや私がどんな失敗や過失を起こしたとしても、第三者である個人の尊厳や命を無理やり奪うようなことでなければ、必要以上に気に病んだり、焦ったり、自分を責めたりする必要はないと思う派です。かつ、どれだけ大変なことになっても、近しい誰かにまずは助けを求めれば、必ず助けてくれますよ
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何年か前からツイートしようと思いつつ、ずっと忘れてたんですけど、ロッキング・オンの年間ベストの一番面白い見方お教えします。それぞれの作品を日本の所属レーベルごとに数えてみて下さい。毎年の「なんでこんなチャートになるの?」という皆さんの疑問がするすると氷解すると思います。楽しいよ。
グラミーでのケンドリック・ラマーのフル・パフォーマンス、こちらから観れますよ。2016年に生きているなら必見です。
昨夜に続き今夜も素敵な夜でした
後縦靭帯骨化症という
派手にすっ転べば全身麻痺という
時限爆弾を抱えた身体ではありますが
今夜のような最高な気分になれる瞬間を
これから先、皆さんともいくつも
シェアして行きたいです
とにかく盾くんに大感謝
いや、ホント長生きするのは楽しいね
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2018年にディランとケンドリック・ラマーの二組がフジのヘッドライナーとして揃ったその文化的なインパクトと意義、ただ今年のフジの結果如何によってはさらに加速するだろう日本の文化的鎖国に対する懸念についても話しました。ディランやフェスのガイドにもなってます。
#POPLIFEThePodcast のコンセプトや目標などについて6月に取材していただいた記事が公開になりました。耳が聞こえなくなってしまい、ひたすら髭を伸ばしていた頃の写真
Spotify特集 田中宗一郎インタビュー|会話自体がエンタテインメントになり得るポッドキャストの可能性