北口榛花〝名言が残せなかった〟 馬術・根岸監督愛称「初老ジャパン」の秘話明かす 「流行語大賞」トップ10、パリ五輪からも選出

「名言が残せなかった」で受賞した、パリ五輪女子やり投げ代表の北口榛花=2日午後、東京都千代田区(相川直輝撮影)
「名言が残せなかった」で受賞した、パリ五輪女子やり投げ代表の北口榛花=2日午後、東京都千代田区(相川直輝撮影)

「流行語大賞」トップ10には今夏のパリ五輪からもランクイン。

陸上女子やり投げの北口榛花(26)は、日本陸上界20年ぶりの金メダルを獲得後に発した「名言が残せなかった」で選出。自身が五輪で活躍したアスリートの言葉に感化されてきた経験から「いつかは自分の名言を残したい」と意気込んだものの、疲労の中で日本語、英語のほか練習拠点のチェコの3カ国語で順番にインタビューを受け、「冷静に話さないと何語を話しているか分からなくなってしまう」状態では無理があった。「気持ちをストレートに話せずに悔いが残っている。名言を残すのはすごく難しいと身に染みました」

「初老ジャパン」で受賞した、パリ五輪総合馬術日本代表の根岸淳監督(左)と選手ら=2日午後、東京都千代田区(相川直輝撮影)
「初老ジャパン」で受賞した、パリ五輪総合馬術日本代表の根岸淳監督(左)と選手ら=2日午後、東京都千代田区(相川直輝撮影)

日本勢92年ぶり銅メダルの総合馬術団体日本代表「初老ジャパン」もトップ10入り。代表メンバーとともに出席した名付け親、根岸淳監督(47)は「メダルを取ったときに『何とかジャパン』というものがあればと思い、考えた」と愛称誕生秘話を語った。

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