私の患者さんの中には心療内科や精神科に通院して薬物療法を受けておられる方が一定数おられます。
うつ病、パニック障害、不安神経症、統合失調症、自閉症、発達障害・・・などなど疾患も様々です。
薬のせいで便秘になることが多いため痔や肛門のトラブルが多いのでしょうか。
結構来られます。
「精神科に行っても5分診察で話もろくに聴いてもらえず、ただ薬だけもらいに行ってるだけ」
と言われる患者さんや
「肛門科だけど、ここに来て先生に話をして、先生から元気をもらえるので、精神科よりも肛門科のほうが心の治療になってます」
と言われる患者さんまで色々です。
まぁ、保険診療だと一人の患者さんに30分とか1時間とか、診察にかけられないですからねぇ・・・。
うちの診療所は自費なので、一人の患者さんにかける時間が長いです。
それもあって精神疾患の患者さんが多いのかもしれませんが。
私は精神科の疾患に関しては全くの専門外。
横から治療に関して意見もしなければ口を挟むこともありません。
だけど・・・
こんなに薬飲んでて大丈夫
と心配になる患者さんが時々おられます。
まぁ、先生が必要だと判断して処方されてるワケだから、飲まないとアカンよなぁ・・・
と思いつつ、
「これって全部飲まないとアカンの?あまりにも薬の量が多いから、ちょっと先生に相談して減らしてもらったら?」
とアドバイスすることもあります。
100歩譲って、それで患者さんが良くなって元気になっていってるんだったらいいんです。
だけど会う度にどんどん悪くなっていってるんです
顔つきも変わってしまって
食事もろくに取れないから痩せこけて
調子が悪いから外出もできなくなり
家で横になっていることが多くなって
そのせいで筋力が落ちて
出歩くこともままならない・・・
そのうち落ち込みがひどくなり死にたいと口にするように
飲んでいる薬を見てビックリ。
なんと20錠以上
症状がひどくなるから薬が増える
という状況なのは分かりますが、薬を飲んでも、通院をしても全く良くならない。
それどころかどんどんひどくなって廃人同様になっている
薬、効いてないやん
っていうか、薬のせいで悪くなって死にたくなってるんじゃないの
「精神科の薬は脳がおかしくなるんよ。あれ飲むと死にたくなるから」
ってあっちゃん(中村先生)が言ってたことを思い出しました。
同じことをうつみん(内海聡先生)も言ってたなぁ。
こういう患者さんで困ったら、最近はようこ先生を紹介しています。
私のマブダチ、田中陽子先生です。
誰やそれ
以前、私とTwitterスペース(ラジオみたいなもの)をやった「JOYあや子」先生です。
このスペース、聴いたことない人は是非聴いて下さい↓
陽子先生のお人柄が分かると思います。
ようこ先生は必要のない薬を出しません。
それが根本治療にならないことをよく知っているからでしょう。
そしてたくさん薬を飲んでいる患者さんの減薬をしてくれています。
ワクハラで勤務先を退職し昨年9月に開業されたのです。
診療所から近いということもあり、大変助かっています。
ようこ先生の診療について本人に直接尋ねてみました。
そうしたらこんな素敵なメッセージが返ってきました
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他の心療内科との違いは?
① 基本的に薬を使いません。
生活リズムや認知の面から人間が本来持つ回復力にアプローチし、問題の解決を考えます。
② お薬を減らします。
精神科のお薬をたくさん飲んでいるけど、減らせないかな、と思っている方は是非ご相談ください。
精神科の薬を減らすのには順序とやり方があります。
自己判断で減らしてしまうと心身への負担が大きく、結局元の量を飲み続けてしまうことも。
もちろん、生活をきっちり見直すのが大前提であり、ご自身の減らしたいというお気持ちが大事です。
その上で、精神科救急病院で培った薬物療法の知識をもとに、身体に負担の少ない減らし方を提案します。
③ カウンセリング(自費)
お話の内容は基本的には通常診療とは変わりませんが、時間をかけてゆっくりご相談されたい方向けに、30分または1時間の枠をご用意しています。
1回だけでも、何回でも、年に数回でも、ご自身のペースでご利用ください。
※保険診療との併用はできません。
他の先生じゃなくて陽子先生じゃないと提供できないものは何?
心の基礎体力を培うお手伝いをします。
例えば、職場でのパワハラや人間関係のもつれといった外部から来るストレスで不調を来したとき、お薬でその場しのぎの対応をすると、長い人生、似たようなストレスに再び直面したとき、また同じように調子を崩しかねません。
大切なのは生活を改善し、認知力を身に着けることで弱った心を回復させることです。
しかし、そういった生活改善や認知への取り組みは、実は医師にとっても患者さんにとってもとても面倒くさく遠回りなことですので、多くの患者さんを診察しなければならない精神科医療の現場では難しいのが現状です。
当院では、初診では1時間ほどかけて、心身の不調に至った経緯や、一見メンタルの不調に関係なさそうな生活状況をお聞きします。
そして精神科救急病院でたくさんの患者さんと出会ってきた経験から、生活上の改善点や認知の傾向を探り出し、精神論ではなく脳の仕組みを利用した実生活上の助言をします(2回目以降の診療は15分程度です)。
今の不調からの回復はもちろん、今後の人生でもストレスを受けたときに元に戻り易い心の基礎体力作りを目指します。
どんな患者さんに来てほしい?
お薬を飲みたくない方。
減らしたい方。
ご自身で、生活の見直し方を知りたい方。
先生の診療のゴールは?
ズバリ、「卒業のある治療」です。
精神科とは本来、人生に行き詰まったり悩んだりしたとき、一時的に立ち寄るところだと思います。
それは1か月なのか1年なのかはもちろんわかりません。
でも、時間がかかっても、やがて「もう来なくていいや」と思える日が来る。
一緒に卒業を目指しましょう。
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ようこ先生から返ってきた返事を読んで、診療科は違うけど私と同じだと思いました。
肛門科も精神科も基本は同じ。
たくさん患者を診て、何度も通ってもらう方が儲かる。
つまり患者を治さずにダラダラ通院させるほうが儲かる仕組み。
多くのクリニックが売上げを上げるために「いかに通ってもらうか」を考えて経営している。
でもよく考えてみて。
医療って病人を治すことでしょ
治ったら患者さんは通って来なくなるんですよ。
でも、そうなったら患者減→売上げ減りますよね
だから治さずにダラダラ通院させるほうが経営的には正解。
それは医療じゃなくビジネス。
だから私は痔を治して通院を終わらせる治療をしています。
まさしくようこ先生も私と同じ。
だから意気投合できたんだと思います。
正直、精神科って自分に依存させた方が患者さんはずっと通ってくれるし、ある意味、洗脳とコントロールでいくらでもカネを取れる。
紹介した患者さんは完全に前医に依存した状態でした。
こんなに治らないのに
どんどん悪くなってるのに
薬を飲むのもしんどいのに
「あの先生は良い先生だから。先生の言うことをちゃんと聴かないと。」
と言われていました。
依存している
これは治療ではない
そう確信し、ようこ先生に紹介したところ・・・
絶対に人のことを悪く言ったり、前医のことをとやかく言わないようこ先生が
「人のこと悪く言いたくないけど、今回はホンマにひどいと思ったわ・・・」
と言われました
そして徐々に減薬。
3ヶ月くらいかかるそうです。
私は患者さんには自費のカウンセリングを受けるようオススメしています。
安易に薬に流れるのではなく、辛いけれど自分と向き合って、本当の意味での治療を受けて欲しい。
時間もかかる。
回り道になるかもしれない。
だけどそれが本当の根本治療になると信じています。
痔の根本治療が痔の原因となった便通を治すことであるように、心を病んだ原因である「思考」や「自分」と向き合うことなくして治療はないと思うのです。
辛い作業だから、そのサポーターとして精神科医が必要なのだと思います。
私たち医師は患者さんが治るお手伝いをするだけ。
治すのは患者さん。
その意識が大切だと考えています。
心の病で悩んでおられる方、今一度、根本治療について考えてみて下さいね。
診療所のセラピードッグ「ラブ」
右側がラブです
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友だちワンコと遊びます
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