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生成AIで人類が発展するかは分からない。プラスもあるけどマイナスは大きいと思う。ただ、生成AIを使えない企業や個人は市場から淘汰されていくし、その競争に誰もが巻き込まれる時代になってしまっている。 たとえば、ある国で「人類のために生成AIを禁止する」と決めたとする。生成AIを利用しているという証明するのは困難だから、不法組織が力を付けて経済全体が地下化するし、他国との貿易競争に負けて、国全体が衰退していく。 これは核開発と似ている。全世界から核を取り除く神のような存在を作ることができるなら核は取り除かれるべきだろう。でも、それを行う過程で、その基準を受け入れない「ならず者国家」や「ならず者組織」が力を付けて、人類は彼らに支配されることになる。 生成AIも同じで、生成AIを世界から確実に取り除く方法があるなら、その方針には一縷の合理性があるかもしれない。だけどそれが不可能である以上、生成AIを抑制することにはリスクしかない。 これはある種の技術決定論で、技術はゲーム理論的な意味でゲームのルールを作り、人々の行動を決定づける。産業革命にしても、蒸気機関車にしても人々が話し合って阻止するのは不可能で、一度始まったら止まらない。 生成AIもその点において同じなのだけど、問題はその影響がとても大きいこと。核よりも容易に開発でき、隠蔽も簡単であるのに、その経済的影響ははるかに大きい。 生成AIと人類の未来を心配するのであれば、生成AIを使わないようにしても意味はなく、チキンレースに投げ込まれて自分自身が生成AIビジネスの最先端に立ち、そこで問題を解決する方法を考えるしかないと思っている。