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不便さや不快さを我慢してまでもう一度行きたい場所が少ない
韓国旅行の満足度はなぜ低い？
韓国は23年に訪韓観光客を解禁したが4月から5月の訪韓人数は月間87万人ペース、年間では1000万人を超える計算になります
同じ4月と5月に訪日外国人は月間約195万人だったが、日韓では外国人の数えたかが違い日本はパイロットや乗務員を含めません
韓国はパイロットや客室乗務員を含む数字なので、発表する数字は数パーセント水増しされている事になります
その程度はいいのだが韓国を旅行した外国人の感想は不満が多く、もう一度韓国を旅行したいというリピーターが少ない
少し古いが2017年の訪韓外国人のリピート率は36％、今はは少し上がって40％台になったが諸外国よりかなり低い
訪日外国人のリピート率は2017年に61％、台湾香港タイの3か国はリピーターが多く訪日10回以上の人も一定数居るという
韓国JTBC（衛星放送）は最近「観光ガラパゴスの韓国」という記事で訪韓外国人の再訪問率が低い原因を分析して見せた
JTBCによれば「英語案内のまずさ」、「グーグルマップが使えない」、「博物館などの基本的な情報すらない」、「観光コースなどが不十分」だとしている
韓国は安全保障上の理由から国産アプリ以外の地図アプリを使用禁止にしているが、驚くことに全国を統一した地図アプリは存在しない
韓国はソウルの中心部を除くとチェーン店が少なくローカルの食堂や商店が多いが、そうした店に外国語の案内はまず無い
食堂に入ってもハングルだけで英語メニューや写真入りメニューはないので、注文しようがないのであまり快適ではない
ある韓国人は日本に旅行した時、地図は勿論ホテル予約や観光ガイド、レストランなどの情報全てグーグルマップだけで完結したと話した
韓国では外国製地図アプリが禁止で国産アプリは10年前のヤフーみたいな感じで、何かを調べるには「レストラン検索」などのページから探らないといけない
本当に不満なのは不便さではない
とはいえこうした不便さは韓国に魅力があれば帳消しになる種類の事で、例えばアフリカの奥地で動物を見れるなら観光客はどんな酷い場所にでも喜んで行くでしょう
問題は韓国に見るべき観光地が少なく、韓国人ですら「韓国には観光地がない」というくらいなので不便さを打ち消すような感動がないのが本当の不満でしょう
ホテルに6本脚の虫が出て全身痒くなったとしても、タイやカンボジアを旅行する日本人がそれに不満を持ったという話は聞きません
韓国人の間で最も人気がある観光地は済州島ですが、ボッタくりが横行しているので韓国人ですら不愉快に感じ外国人も遠ざけてしまっている
ボッタくりは病気レベルで祭りの露店では豚肉ＢＢＱが5000円、サムギョプサルも5000円、チヂミが2000円などSNSで報告されたが、露天商は「店を出す場所代が高くてボッタクらないと赤字」なのだと反論した
タクシーでもボッタくりは横行し金浦空港からソウル市内まで通常7000円を3万円以上取られた人も居て、日本人などはメーターと関係なく高額料金を取る
バスは安いが外国人旅行者は大きなカバンを持っているので路線バスを事実上利用できず、ソウルの町は歩くのに向いていない
聞いたことがあると思うが韓国の歩道は凸凹でトランクケースのタイヤが転がり難く、段差や坂が多くゴミや「吐いたもの」も多いので歩くのが快適ではない
さらに良くないのは「歩道を走る自動車」が通勤時間帯に現れる事で、バイクも歩道を走るしフードデリバーリーは赤信号でも暴走族のように速度を落とさず走り抜けていく
自転車は警察と役所が「乗らないほうが良い」というほどで、主婦が自転車に乗って買い物に行くお馴染みの風景は韓国にはない
ソウル以外の観光地は釜山と済州島だが、ではそれ以外となると韓国人ですらあまり思いつかないのではないだろうか
韓国を旅行した外国人が本当に不満に感じているのは「不便さを上回るような景色とか体験が得られない」事に有るような気がします