03
CAMPFIRE
2022CORPORATE IDENTITY
Scroll down
04
LUUP
2022CORPORATE IDENTITY
CAMPFIRE (キャンプファイヤー) は、2011年に設立されたクラウドファンディングサービスです。
サービスインから10周年の節目に、新しいコーポレートロゴとブランドロゴの設計・制作を担当しました。
01
Design Concept
はじまりのあかりを灯すのは、プロジェクトの起案者。
そして支援者が集うことで火のあかりは広がり、1つの灯火がまた次の支援へと繋がっていきます。
10年前に起こされた「火」を灯しつづけること。そして、これまでのロゴでは描かれていなかった、数々のプロジェクトと人々を繋いできた同社のあゆみを描き出すこと。新しいアイデンティティはこの2つのテーマを主題として、これからも続いていく関係性と連続性を表現したいと考えました。
02
Symbol
モチーフには「&」(アンパサンド)を採用。
新たなシンボルで描かれる炎。それは1つの事象ではなく、たくさんの人々の心に灯された熱の集合体です。起案者と支援者のつながり、灯火が次の炎へと広がっていく景色、心に抱いたかけがえのない想い。CAMPFIRE が紡いできた様々なできごとを小さな意匠に込めています。
制作にあたっては、これまで使用されてきた炎のシンボルの要素を分解して、筆記体調に描いたアンパサンドに取り入れていくことで、記号性と文字性のバランスを追求しました。
03
Prototype
これまで使用されてきたシンボルマークを簡略化した案や、炎のシルエットを模した “C” と “F” でつながりを表現した案など、試作段階においては採択されたアンパサンド案のほか、新たな象徴にふさわしい表現を模索しました。
L : simplification - 現行ロゴを単純化 / C : You & Me - “C” と “F” で炎を象りつながりを表現 / R : Torch - 起案者とそれを支える人々の姿をトーチに擬態
04
Colour
炎の温度や揺れ動きをグラデーションを用いて表現。
線上または円上に変化する従来のグラデーションとは異なり、複数のポイントでハイライトとシャドウを意識した色を設定しました。たとえば、アンパサンドの筆跡に合わせてわずかに奥行きを持たせることで、膨らみがある形状に対して緩急を加えながらまとまりを生み出しています。
ウェブやアプリ上で小さなサイズのロゴを使用する際には、コンテンツへの意識を阻害しないようフラットなトーンに、ブランドを主張するために大きなサイズで用いる際には立体感が表れるように色調をチューニングしています。
05
Logotype
ヒューマニスト・サンセリフを用いてシンボルマークに連動したシルエットを形づくることで、柔和さと軽やかさが同居した雰囲気を演出しています。ロゴタイプ単体での使用時にはコーポレートロゴとして成立するよう、適度にフォーマルな表情も持たせているところもポイントです。
06
Typeface
07