太陽光発電システムのパネルの火災について「水での消火が不可能」と主張するツイッターの投稿が拡散している。しかし総務省消防庁によると、感電に注意をしなければならないものの、他の火災と同様に放水で消火しており、この投稿は誤りだ。(ファクトチェックの判定基準)【大久保渉/デジタル報道センター】
このツイートは、匿名アカウントが2021年10月2日に投稿した。小池百合子東京都知事が都内で新築する住宅に太陽光発電設備の設置義務づけを検討することを伝える新聞記事を、別のあるアカウントが批判したツイートを引用し、以下のようにツイートした。非住宅用の大型太陽光パネルが黒煙を上げながら燃える動画も添付している。
<何度も言ってますが、ソーラーパネル火災は水での消火が不可能です。/東京みたいな密集地で火を出したら、一体どうなるのか。/誰でも想像が付くと思いますね。/#メガソーラー建設反対>
この投稿は14日午後8時現在、7650件リツイートされ、約1万件の「いいね」がついている。
アカウントのプロフィルには「【良ければ一緒にメガソーラー反対メール!】」などと記されている。投稿への返信では、「初めて知った」「どう消火すればいいの?」との不安の声や、太陽光パネル導入に反対する意見が目立った。
消防庁「普通に放水で消火」
果たして放水では消火できないのか。
総務省消防庁消…
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