【編集局から】今の選手は壊れちゃう? 昔のキャンプの“凄まじさ”

2015.02.27


「地獄」の巨人・伊東キャンプ。右は当時の長嶋監督(1979年11月)【拡大】

 巨人、ソフトバンク、ヤクルト、中日などが26日、春季キャンプを打ち上げました。私は約20年、プロ野球のキャンプを取材していますが、ケタ違いなのが、55年間にわたり巨人の宮崎キャンプで報道陣向けの昼食を提供し続けている松元源大郎さん(75)。今月17日付の夕刊フジでも紹介しました。

 その松元さんは「昔のキャンプはね、長嶋さんも王さんも泥んこになって、選手が倒れるのが先かノッカーが倒れるのが先かというような猛ノックを受け、スタンドの観客も声援を送ったものですよ」と振り返り「それに比べると、今のノックはほんの形式だけに見えます。寂しいです。今の選手にあれをやったら壊れてしまうと聞きました」と付け加えたのが印象的でした。

 そういえば、横浜DeNA・中畑監督は巨人での現役時代、今も「地獄の」と語り継がれる1979年秋の伊東キャンプに参加。当時の長嶋監督から激しい1000本ノックを受け「頭にきて監督にぶつけるつもりで体めがけて返球したこともあった」とか。監督と選手がケンカ腰で真剣に向かい合っていたことがうかがえます。 (運動部・宮脇広久)

 

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